健康・医療用語辞典 ～た行～
動脈硬化
心臓から血液を肺や全身に送っている血管を動脈といいます。この動脈には、かなり高い圧（血圧）がかかるので厚い壁になっており、弾力性と収縮性があります。これが変形したり硬くなった状態を動脈硬化といいます。また、加齢とともに動脈硬化が起ってきますが、これは血管の老化とも考えられます。一般的には粥状硬化が多く、冠状動脈や内頸動脈などの太い動脈に起こります。血管の内膜にコレステロールなどの脂質がたまって粥のようなかたまりを作ります。その結果、血管の内側が狭くなって血栓ができたりつまったりして狭心症や心筋梗塞を発症します。