健康・医療用語辞典 ~た行~

腸炎ビブリオ性食中毒

腸炎ビブリオはグラム陰性杵菌で、1本の鞭毛をもち活発に運動し繁殖力が速いのが特徴です。海産性魚類に付着していて、日本の夏季の食中毒発生の原因です。6〜48時間内に発病し、主な症状は激しい腹痛、水様性下痢、37〜38℃台の発熱です。これは腸炎ビブリオが腸管内で増殖して産生された毒性によって腸管が炎症を起こしてはれることで腹痛の症状となります。だいたい24〜36時間で回復にむかいます。

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