健康・医療用語辞典 ~た行~

たんぱく質

体の構成要素のひとつで、骨、筋肉、皮膚、爪、髪に至るまでたんぱく質がもとになっていますが、摂り過ぎは骨粗しょう症の原因になります。
たんぱく質といえば肉や魚、タマゴ、乳製品などに含まれる動物性たんぱく質と、豆や納豆、豆腐などに代表される植物性たんぱく質があるのはご存知のことと思います。また、たんぱく質はアミノ酸の結合体ですが、そのうちロイシン、イソロイシン、バリン、メチオニン、フェニルアラニン、トリプトファン、リジン、スレオニンの8種類は体内で合成されないために食品から摂取しなければならず、必須アミノ酸と呼ばれています。現代の食生活ではたんぱく質不足になることはまずありませんが、逆にたんぱく質を摂り過ぎた場合には次のような問題も生じます。体内に入ったアミノ酸は脂肪に変わるか体外へ排出されますが、排出する量が多いと血液が酸性になるため、それを中和するためにカルシウムが大量に必要となり、カルシウムの供給が不足していると、骨からカルシウムが溶け出すために骨減少症や骨粗しょう症の原因となります。

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