健康・医療用語辞典 ~さ行~

セサミノール

ゴマの種子に含まれる抗酸化物質の一種で、ゴマ油の生成工程でつくられるため、ゴマ油に多く含まれています。抗酸化作用によって細胞のがん化や老化の原因となる過酸化脂質の生成を抑制するため、抗老化、抗がん化作用が期待されています。動脈硬化の原因であるLDLコレステロールの生成を抑える作用や、アセトアルデヒドの分解を促進する作用もあり、肝臓の負担を軽減し、二日酔いに効果があるともいわれています。また、セサミノールはゴマ油には豊富に含まれるもののゴマには少ないのですが、ゴマを食べると腸内細菌によってゴマに多く含まれるセサミノール配糖体からセサミノールがつくられます。

閉じる