健康・医療用語辞典 ~さ行~

自律神経

からだの機能のほとんどは自律神経を介して、自動的に調節されています。たとえば、胃腸の動き(蠕動(ぜんどう)運動)や消化液の分泌、心臓の拍動は自律神経を介して調節されます。自律神経には交感神経と副交感神経の2種類の神経があり、正反対の働きをしています。
運動をすれば交感神経が優位に働き、たとえば心拍数が増加します。この際、胃腸の働き(蠕動運動や消化液の分泌)は抑制されます。からだを休めているときや気持ちがのんびりしている時は、逆に、胃腸の働きが活発になります。自律神経失調症とは、その調節が不適切なことをいいます。

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