健康・医療用語辞典 ~ま行~

メラニン色素

表皮(約0.2mmの厚さ)には4〜5種類の層があり、最下層を基底層といいます。この層には2種類の細胞があり、一つは基底細胞といいます。この細胞はどんどん分裂して上層に細胞を供給します。表皮の90%を占めており、最終的に皮膚表面の角質になり、あかとなって剥がれ落ちます。他の一つはメラノサイト(色素形成細胞)といわれる細胞です。この細胞が紫外線の作用で作る色素のことをメラニン色素といいます。メラニン色素は紫外線を吸収するので、紫外線の有害な作用を軽減しています。

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