健康・医療用語辞典 ~か行~

高脂血症

高脂血症とは、血液中のコレステロールまたは中性脂肪のいずれか、あるいは両方が異常に増加した状態のことをいいます。総コレステロール(T-Cho)は220mg/dl以上、中性脂肪(TG)は150mg/dl以上になると高脂血症と診断されます。
最近、動脈硬化の原因になるとして注目を集めている悪玉コレステロールは、英語でLDL(Low Density Lipoprotein)といいますが、悪玉コレステロールという種類のコレステロールがある訳ではありません。コレステロールや中性脂肪などの脂質はたんぱく質と結合した状態で血液中を移動しますが、結合しているたんぱく質や複数の脂質の割合によって比重が違ってきます。比重の違いによって5〜6種類の脂質に分類することが可能で、動脈硬化の発生ともっとも関係が深いといわれているのが悪玉コレステロール(LDL)です。140mg/dl以上が異常です。悪玉コレステロールも高脂血症の一つといってよいでしょう。

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