健康・医療用語辞典 ~か行~

クレアチニン(Crt)

尿素窒素と同じように、体内でエネルギーとしてたんぱく質が燃焼したあとの老廃物です。糸球体というところでろ過され尿中に排泄されますが、腎臓の機能が正常の50%以下になると、血液中のクレアチニン濃度が高値となります。
クレアチニン濃度は、尿量や食事の影響を受けないので、糸球体ろ過能力ときわめて密接な関係があります。つまり、尿素窒素とは異なり、尿細管では再吸収されませんので、正確に腎臓の働きを知ることができます。正常値は男性0.7〜1.1mg/dl、女性0.5〜0.9mg/dlです。

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