健康・医療用語辞典 ~か行~
下甲介切除術
下甲介とは、左右の鼻の中にある粘膜でできた大きな「ひだ」を指します。アレルギー反応を起こしやすく、この時に強く腫脹する特性を持っています。このひだの粘膜が慢性的に変質し、肥厚することがあり、結果として強い鼻づまりが一年中持続します。最近では市販の点鼻薬の使いすぎによる、薬物性肥厚性鼻炎も増えています。変質して肥厚した部分の粘膜を少し切り取って空気の通り道をつくることが下甲介切除術です。この手術は先の鼻中隔矯正と組み合わせて行われることも多く、鼻の穴から局所麻酔下に行える手術です。