健康・医療用語辞典 ~か行~

カリウム(K)

血圧を下げ、アレルギー治療にも効果があり、不足すると脱力感や反射の鈍化が起こります。トマト、緑色葉野菜、バナナなどに多く含まれます。
カリウムはナトリウムとともに体内の水分バランスを調整し、心拍を正常に保つという生命維持にとって重要な働き(カリウムは細胞内部、ナトリウムは細胞の外部で働く)があり、脳に酸素を送りその機能を発揮させ、体内の老廃物の除去を促進し、血圧を下げ、アレルギーの治療にも役立ちます。カリウムは柑橘類やトマト、すべての緑色葉野菜、バナナ、ジャガイモに多く含まれ、所要量は15〜17歳および成人の男女で2,000mgとされています。欠乏すると浮腫や低血糖症が現れるほか、精神的、肉体的ストレス、長期間の食事制限、下痢、ナトリウムの過剰、さらにお酒やコーヒーの飲み過ぎや、砂糖、利尿剤によってもカリウムは失われるので、反射が鈍くなったり、脱力感などを感じた場合はカリウムの欠乏が疑われます。

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