健康・医療用語辞典 ~は行~
ボツリヌス菌性食中毒
ボツリヌス菌は川・沼に近い土壌中や、家畜の糞便中に検出される嫌気性菌(酸素がない状態で生育する菌)です。アセチルコリン(神経系などの伝達物質)を阻害する神経毒で、10〜28時間で発病します。初期症状は動眼神経に関連した複視、瞳孔が開く、まぶたが垂れるなどがあります。また、四肢の運動マヒや呼吸困難が起こった場合は、命が危なくなります。日本では「いずし」、欧米ではキャビアのびん詰・ハムやソーセージでも起こります。
ボツリヌス菌は川・沼に近い土壌中や、家畜の糞便中に検出される嫌気性菌(酸素がない状態で生育する菌)です。アセチルコリン(神経系などの伝達物質)を阻害する神経毒で、10〜28時間で発病します。初期症状は動眼神経に関連した複視、瞳孔が開く、まぶたが垂れるなどがあります。また、四肢の運動マヒや呼吸困難が起こった場合は、命が危なくなります。日本では「いずし」、欧米ではキャビアのびん詰・ハムやソーセージでも起こります。