健康・医療用語辞典 ~は行~

プリン体

4個の窒素原子と炭素原子からできた複式環状化合物で、細胞内に存在する核酸が尿酸に変化する過程で生じる物質です。プリン体は特に油漬けのイワシ、レバー、脳の肉などに非常に多く、コイ、タラ、ひらめ、牛肉、ベーコン、豚肉などにも多く含まれます。微量又は含まれていない食品は米飯、野菜などです。アルコール類ではビールのプリン体含有量が最も高く、焼酎が最も低いとされています。プリン体含有物質を摂り過ぎると、余分な尿酸が作られ、血液中の尿酸値の上昇を招きます。尿酸の結晶が関節に沈着し関節胞が破壊されて激しい痛みを引き起こす症状を痛風といいます。

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