健康・医療用語辞典 ~は行~
鼻腔栄養法
経管栄養法ともいわれ、口から食物が摂取できない場合や、嚥下(のみ込み)が困難な人におこなわれます。たとえば未熟児、意識障害のある人、体力消耗の著しい人などに実施されます。鼻腔からチューブ(管)を挿入し胃に到達するようにして、5日間〜1週間はそのまま留置します。食事時間に合わせて流動食やミキサー食などを使いますが、乳幼児にはミルクも注入します。注入中は、速度や量、吐き気や嘔吐に注意します。注入が終わったら、チューブに白湯を通し、チューブがつまってしまわないように気をつけます