健康・医療用語辞典 ~は行~
日焼け
日焼けは紫外線を浴びることによって皮膚の色が変化することをいいますが、主に大きく2種類に分けられます。
一つは、日光を浴びて数十分後から2日目にかけて現われる日焼けで、サンバーン(紫外線紅斑、日光皮膚炎)といいます。主に紫外線Bの作用によるもので、皮膚の色が赤くなり、ヒリヒリした状態になる炎症です。時には、皮膚に水泡が生ずることもあります。しみや皮膚がんの原因になるといわれています。
他の一つは、サンバーンの出現後3〜4日目に皮膚が小麦色(褐色)になる日焼けで、サンタン(遅延型色素沈着)といいます。紫外線Bが表皮の最下層にある色素を作る細胞(メラノサイト)に働きかけてメラニン色素をつくり、紫外線Aが褐色化を増強することが原因です。なお、紫外線Aだけをあびてもこの色素沈着は起こります。