健康・医療用語辞典 ~あ行~

エストロゲン

エストロゲンとは、卵巣の卵胞で分泌する女性ホルモンです。卵胞を成熟させ、排卵を促進するなど女性の生殖機能との関わりをもっています。また、エストロゲンは骨の代謝とも関係があります。
更年期を迎えエストロゲンの分泌量が少なくなると、骨を作る骨芽細胞の働きが低下するので、骨のカルシウムなどの骨塩量が減少して骨粗しょう症の危険が増えます。また、エストロゲンはコレステロールを材料としているので、更年期以降の女性はコレステロールが余り、血液中のコレステロールが一般的に増加します。ただし、更年期以降の血中コレステロール上昇が、健康的に問題があるかどうかについてはまだ明確ではなく、少し高めの方がかえってよいといわれています。

閉じる