健康・医療用語辞典 ~あ行~

アラキドン酸

必須脂肪酸の1つで、免疫系の機能調節に深く関与しています。肉、魚、卵などの動物性の脂肪に多く含まれます。体内ではリノール酸から合成され、生体を調節するホルモンのプロスタグランジン2に変わります。最近ではリノール酸および動物性たんぱく質の過剰な摂取により脂肪酸のバランスが崩れた結果、動脈硬化、高血圧、自己免疫疾患、アレルギー性の疾病が増加していると考えられています。アラキドン酸は必須脂肪酸ではありますが、摂り過ぎにも十分注意が必要な脂肪酸です。

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