健康・医療用語辞典 ~C行~

Cu(銅)

鉄の吸収効率を高めることで貧血を予防し、慢性関節リウマチにも関与しているのではともいわれています。豆類、内臓肉、魚介類などに多く含まれます。
銅は体内の鉄をヘモグロビンに転換したり、ビタミンCを使うのに必要不可欠なミネラルで、鉄の吸収効率を高めることによりエネルギーを増大させ、それを維持する働きがあり、また、食後15分で血液中に入ります。豆類や小麦全粒粉、内臓肉、ほとんどの魚介類に多く含まれ、所要量は15〜17歳および成人の男性で1.8mg、同じく女性で1.6mg、許容上限摂取量は成人男女で9mgとされています。銅は必要不可欠な栄養素ではあるものの、通常の食事で十分に補いやすい性質のものですが、欠乏すると貧血症、浮腫、骨格欠損などの症状が現れるほか、慢性関節リウマチにも関与しているのではといわれています。一方、銅の過剰摂取は体内の亜鉛の量を減少させ、不眠症や抜け毛、生理不順、うつ病などの誘因となります。

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