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軽症の場合は、涼しいところで安静にし、水分と塩分を補給すれば治ります。もし、それでも症状が改善しない場合は、医療機関を受診してください。また、意識障害やけいれんがある場合は命にかかわるので、すぐに、救急車で病院へ搬送してください。
ここで注意していただきたいのは、車で患者さんを運ぶとき、冷房をきかせ過ぎないこと。寒くて鳥肌が立ったり、震えている方がいますが、震えは筋肉が動いていることですから、熱が出て逆効果です。それから、熱中症には解熱剤は効きません。
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炎天下に長時間いないこと。帽子をかぶること。時々、日陰で休憩し、水分と塩分を補給すること。その際、お茶やコーヒーは効果が見込めないだけでなく、利尿作用があって脱水に陥りやすいので、スポーツドリンクなどを飲む方が望ましいでしょう。
寝る前の水分補給も効果的です。特に高血圧の方は利尿剤を服用することもあり脱水になりやすいので、水分補給は不可欠です。
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熱中症というと戸外をイメージしますが、発生場所で一番多いのは室内です。それもクーラーが回っていないか、設置されていない部屋で、時間帯は日中より寝ている間に熱中症になる年配者が多いというデータがあります。 扇風機でもいいので部屋の温度を下げるようにしたいものです。また、戸外でスポーツをしている子どもも熱中症になる割合が高く、それも朝ごはんを食べていない子どもがかかりやすいので、きちんと食事をとらせるようにしてください。
乳幼児を車に残したままにする方がいますが、外気温が25度以下でも車の中は外より高くなっているので、絶対にやめましょう。
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