ほっとひと息 健康らんど

Vol.9 食中毒から子供を守る方法

【Q 3】 乳児でも食中毒になる事がある?
『YES』

○正解
 
A:母乳やミルクが主体の乳児の場合は、食中毒にならないと思う方もいらっしゃるようですが、食中毒になる原因は食事からだけではありません。
 



~乳幼児が食中毒にならない為に~

乳幼児は何故、食中毒になりやすいか
乳幼児は身体の機能が未発達の為に細菌に対する抵抗力が大人に比べて弱いのです。その為、食中毒になると大人では軽く済む症状でも重い症状になり、すぐに治療が必要な状態になる事があるのです。


食事の注意事項
 母乳は冷凍で1週間、冷蔵では24時間以内に使用しましょう。
  冷凍した母乳は解凍後、長時間放置しないようにしましょう。
  一度解凍した母乳は、再度冷凍しないようにしましょう。
 ミルクも離乳食も作ったらすぐに食べさせましょう。
  細菌が繁殖しやすいので作り置きは止めましょう。
 夏以降は乳幼児に生物や生水は与えないようにしましょう。


哺乳ビンの洗浄方法
 ミルクかすが残っていると、細菌が繁殖しやすくなりますので専用のブラシで洗いましょう。
 乳首も乳首専用のブラシで洗いましょう。
 取り扱い説明書に書いてある方法で消毒をしましょう。
 消毒後(消毒剤を使用する場合は良くすすぐ)は清潔な布巾の上に取り出しましょう。
 乾燥してから、清潔な入れ物にしまいましょう。
 ミルクを作る時はビンや乳首の内側、乳首の吸い口に触れないようにしながら作りましょう。
  作る人は手洗いを充分に行ってから、作りましょう。


その他
オムツやおもちゃ、タオルなども感染源になる事があります。
手洗いを充分に行い、清潔を保ち、おもちゃも拭くようにしましょう。


今回の食中毒の話はいかがだったでしょうか?
これから、梅雨の季節になります。食中毒菌も繁殖しやすい季節ですので、充分に注意し、食中毒から大切な子供を守りましょう。

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