ほっとひと息 健康らんど

Vol.9 食中毒から子供を守る方法

【Q 2】 食中毒菌がついているかどうかは、匂いや味だけでは分からない?
『YES』

○正解
A:食中毒を起こす細菌が、食べ物の中でとても増えたとしても匂いや味が変らない事の方が多いのです。つまり、味や匂いが大丈夫だからといって、安心出来るわけではありません。
  (腐敗した食品によって起こるのは一般的に食あたりと言われるものです)



~予防方法・食品の保存~

保存方法の確認
 購入した食品は、必ず保存方法を確認しましょう。
 生鮮食品を購入したら長時間持ち歩かずにすぐに適切な保存を行いましょう。
 表示のない生鮮食品に関しては冷蔵保存し、なるべく買ったその日のうちに食べるようにしましょう。
 室温保存の記載があるものでも「開封後は冷蔵保存」と書いてある場合は、表示に注意し保存しましょう。


冷蔵庫の使い方
 冷蔵保存の表示がある物に関しては、購入後、速やかに冷蔵庫に保存しましょう。
 冷蔵庫に詰めすぎると、冷気の流れが全体に廻らなくなってしまいます。全体の7割位に留めるようにしましょう。
 扉の近くには、長く保存する物や温度の変化に弱い物は入れないようにし、奥にしまいましょう。
 ビンや缶詰めなどは周りを拭いてから入れるようにしましょう。
 扉の開け閉めは短時間に行いましょう。
 熱い物は冷ましてから入れましょう。
 最適温度は10℃以下です。時々、冷蔵庫内の温度の確認をしましょう。
 最低、月に1回は大掃除をしましょう。その時に、消費期限切れの物や奥にしまい忘れた物がないか点検する事も大切です。


冷凍庫の使い方
 食品を冷凍する時は、小分けにして密封して冷凍しましょう。
 冷凍日の日付を付けてから冷凍しましょう。
 家庭の冷凍庫は長くは保存出来ません。保存期間の目安を知りましょう。
  魚・・・約2週間~1ヶ月(特に刺身は2週間以内)
  肉・・・約3週間
  野菜・・・約3週間~1ヶ月
 一度解凍した食品を再冷凍すると、味が落ちるだけでなく、品質も落ちます。また、食中毒菌の増殖につながりますので、止めましょう。
 冷凍食品は常温で解凍すると食中毒菌が増えますので、冷蔵庫やレンジで解凍しましょう。
 最適温度は-15℃以下です。時々、確認しましょう。


 
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