ほっとひと息 健康らんど
Vol.5 小児の緊急時の対応
【Q 3】 けいれん発作を起している時、口の中に割り箸を入れてはいけない?
『YES』
○正解
A:
けいれんを起しても舌を噛む事はありません。
口の中に割り箸などを入れるのは、却って口の中を傷つける原因になって危険ですので絶対に止めて下さい。
すぐに受診が必要な場合・・・
①
けいれんが5分以内に治まらない場合。
②
けいれんが治まった後も意識障害が続く場合。
③
けいれんを繰り返す場合。
④
半身または身体の一部のけいれんの場合。
⑤
初めてのけいれんの場合は5分以内に治まっても受診した方が良い。
⑥
6ヶ月未満の乳児にけいれんが起きた場合。
⑦
熱がないのにけいれんが起きた場合。
⑧
マヒがある場合。
※
上記のような症状がある場合は必ずしも『熱性けいれん』と限らない場合がありますので、必ず受診するようにして下さい!
見分けにくい、けいれん・・・
下記のような症状がある場合はけいれん発作の場合が多いです。
①
眼がどこか一点を見つめている。
②
呼びかけに反応がない。
③
手足が硬い。
④
全身にチアノーゼを起している。
⑤
意識がない。
注意!
けいれんと間違われるものに悪寒・戦慄というものがあります。これは熱が上がる時に身体がブルブルするものです。顔色が悪くなったり、手足が硬めになったりしますが、意識はあります。熱が上がりきってしまうと落ち着きます。
けいれんとの大きな違いは意識があるかないかです。大きな声で揺さぶらなくても普通に返事が出来ますので、無理やり、揺さぶったりしないで確かめて下さい。
返事がなかったらけいれんの可能性が高いと思って下さい。
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