健康予防医療コラム ~その他~
ポイントのポイント
あなたは何枚くらい「ポイントカード」をお持ちですか? わたしはきちんと数えたことはないですが、家電量販店、スーパー、コンビニ系、ガソリンスタンド、ファストフードなどのカードを十枚以上持っているような気がします。いつのまにかたまっていきますね。
では、ポイントはどのくらいつくのでしょうか?家電量販店だと、購入価格の10〜15%と、かなりのポイントがつきます。しかし、現金値引きのお店の価格をみると、ポイントのあるお店より、10〜15パーセント安かったりするので、家電店のポイントは実質上の値引きそのものみたいです。その他のポイントカードの還元率ですが、1パーセントから、もっと少ないパーセンテージだったりします。仮にポイント還元率が1%だったとして、1,000円買って10円分のポイント。10,000円で100円分のポイント。0.5パーセントだとその半分になります。何万円の買い物をしても数百円以下のポイントになりますが、低金利が続く日本では、それでもありがたいものです。ですから、買い物をするときには、面倒でもお財布の中にポイントカードをもって歩くことになります。先日コンビニで買い物をしたときに、「ポイントお使いになりますか?」と尋ねられて、「あ、はい… ではそうしてください」と、私が答えて、買い物をしたときのポイントは150ポイントでした。前の月に出張でかなりコンビニを使いましたので、たくさん貯まっているとおもっていたのですが、実際には150円でした。一万円以上買い物をしても、ペットボトルの飲み物一本程度のポイントです。
そんなことを考えながらも、やはりポイントカードを持って歩く私なのですが、ふと、「得した気分」が一番のポイントなのかなと思いました。ポイント還元率がどうこうではなく、「買い物にちょっとおまけがついてくる」という感覚がポイントカードの最大の効用かもしれません。おかげで今日もたくさん得をしたような気分で買い物ができました。ポイントカードに感謝です。そういえば、昔、買い物したときに、「396円だけど、細かいのがなかったら6円はいいよ」と店員さんに言われてすごく得した気分になったことがありました。やはり「気持ち」ですよね。「ちょっとおまけ」という気分でコミュニケーションすると、お互いに得した気分になり、ストレスも少ない社会になるかもしれません。
監修:大多和 二郎 先生
掲載日:2011年03月01日