健康予防医療コラム ~身体活動・運動~

もっとウォーキング

 犬の散歩をしたり,ただ歩くだけではなく、運動の効果をあげるために意識してしっかり歩いてみましょう。良い効果が期待できます。

 誰でも手軽にできる有酸素運動としてウォーキングがあります。毎日、ただ歩くだけでは飽きてしまうという声を聞きますが、はっきりした目標を決めてエクササイズ・ウォーキングと言う方法をおこなってみましょう。
 この目標は、例えば、「運動不足を解消する」「ダイエットする」「足腰を鍛える」「1ヶ月間続ける」「5000歩歩く」など自分で決めて、週に4〜5日、40〜50分間を普段よりも早く歩く、歩幅を広く取って、両腕をしっかり振って歩きます。歩き方には人それぞれのクセがありますが、ある程度理想のフォームに近づけると運動の効果はそれだけ上がります。
 意識して1ヶ月続けると、確実に心肺機能が向上し、最大酸素摂取量が増加して全身の持久力が高くなります。また、皮下脂肪も減り、高血圧の人は血圧値が下がるという具体的に目に見える効果があります。更には、身体が軽くなった、寝つきが良くなった、イライラしなくなったなど生活の中で良いことを実感できます。
 しかし、無理は禁物です。自分のペースを考えて行ううちに次第に慣れてきて、自然と速く、しかも疲れないで長い距離を歩くことができるようになります。また、最初は歩くことが目標だった人も、歩くことに自信がつき違う楽しみを見つけることができます。身体も気持ちも若々しく、充実した毎日を送りましょう。

監修:斎藤 保健師
掲載日:2006年10月01日

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