健康予防医療コラム ~身体活動・運動~
トイレを活用した運動健康法
トイレを活用した運動健康法
健康づくりを実践するのは結構おっくうなものです。時間がない、場所がない、お金がないなど、健康づくりができない理由をあげればきりがありません。しかし、トイレは、結構利用のしがいがある健康づくりの場です。
昔、便座がなくてしゃがみこんで用を足していた頃は、しゃがみこむことそのものが、足腰の鍛錬になりました。しかし、今や便座に座って用を足すようになってきました。そこで、便座に座ったときに健康づくりを実践する方法をいくつかお教えします。
まず、座った状態で、両手のこぶしを握り、左右の親指と人指し指の脇をくっつけるようにしてください。次にその両手を膝の間にいれます。そして、左右の膝で両方のこぶしを力一杯はさみつけて下さい。時間は約5秒から10秒。1回で結構です。2〜3回できればベストです。これだけです。こうすれば、脚の内側の筋肉が鍛えられます。また、股関節に負荷がかかるので、特に女性のお年寄りがなりやすい「大腿骨頚部骨折」から「寝たきり」の予防につながります。