健康予防医療コラム ~身体活動・運動~

ダイエットの第1歩は体重を測ること、記録すること

向暑にはダイエットが流行ります

 向暑にはダイエットが流行ります。特に若い女性は、水着になる機会が多いので切実です。しかし、ここで強調したいダイエットでもっとも大切なことは、太らないように無意識に気をつけた生活ができるようになること。人は本来食べることが好きなので、今の日本のように豊富な食糧があれば、無意識に過ごせばほとんどの人は体重が増えます。
 太る―体脂肪が増えるのは、ほんの僅かの違いで、たとえばご飯を一口多く食べれば、積もり積もって体脂肪が1kg増加します。運動量を少しづつ増やすように生活すれば、知らず知らずの内に体脂肪が減るのです。つまり、太らないように少しづつ気をつける、そして、その気持ちを持ち続けるために、体重を測り、記録することが大切なのです。
 体重の測定は、トイレか脱衣所がいいでしょう。近くの壁に記録表を張っておき、ボールペンもすぐ書き込めるように、近くにおいておきます。ひもで結んで、ぶら下げておけば便利です。
 記録表は、グラフ用紙を利用します。縦軸が1kg1cm幅程度、横軸は1日0.5cm程度でOK.
 トイレの場合、用を足す前にまず体重を測ります。用を足すために腰掛けたとします。腰掛けている間に記録する。もっとも実践しやすい方法です。
 こうしたことを行うだけで、ダイエットに対する気持ちが無意識に強くなるのです。

監修:生山 匡 先生
掲載日:2004年07月01日

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