健康予防医療コラム ~栄養・食生活~
食中毒を予防しよう
食中毒を予防するには、手や食品を良く洗い加熱調理した料理を食べるのが基本です。
食中毒予防の3原則は「細菌を付着させない・量を増やさない・殺菌する」といわれています。そのためには、普段から次の点を習慣にすることが大事です。
・手を良く洗う:手から食品に細菌が感染しないように、トイレの後、食品の調理前、食事前などに石鹸を使って、手に十分なじませ水道水を流しながら手をあらいます。洗った後は、洗濯した清潔なタオル、使い捨てペーパーなどで拭きます。
・食品を良く洗う:野菜や魚介類は水道水を出したまま、丁寧に洗って泥や虫などをとります。
・十分に加熱する:魚介類や肉類などは中まで十分に火を通します。加熱後、できるだけ早く食べます。また、温めなおすときも、十分に火を入れます。つくり置きはしないで、食べる分だけつくります。
・その他、台所用品のスポンジは細菌の住みかになっています。水気を切って干すのがベストです。まな板は熱湯をかけて消毒するか日光に当てます。冷蔵庫は、少なくとも1〜2週間に1回は掃除をして、買いすぎ、詰めすぎに注意し、熱いものは十分に冷ましてから保存します。冷蔵庫をあまり過信しないで食物の保存方法を検討しましょう。この際、もう一度、買い物の仕方、食品の保存方法、料理の仕方、調理器具の手入れなどを見直してみましょう。
監修:斎藤 保健師
掲載日:2007年02月01日