健康予防医療コラム ~栄養・食生活~
フードガイドとは?
食事バランスガイド
昨年の6月厚生労働省と農林水産省は「食事バランスガイド」を発表しました。何をどれだけ食べればよいかを示したガイドです。従来より、日本では「主食、主菜、副菜、牛乳・乳製品、果物をそろえて採りましょう」という考え方がありそれに添った形でのガイドラインとなっています。
従来の考え方に忠実に毎食、それらをそろえて採る生活をしていると明らかにカロリー過剰状態に陥ってしまうのが現状です。1皿の分量を控えて採ったとしても、相対的には量は多くなりがちになるのです。十分な運動量が確保されていれば問題ないのですが、このガイドが対象とする成人の想定カロリーは2200±200キロカロリーとなっています。バランスガイドでは1日のトータルの摂取量の目安を主食としてご飯中盛りで4杯、副菜(野菜、きのこ、いも、海草料理を5皿(1皿約70g)、主菜(肉、魚、卵、大豆料理)を3皿(1皿約50〜60g)、牛乳・乳製品を牛乳ならコップ1杯程度、果物みかんだったら2個程度としています。
自分自身の食事と照らし合わせてみていかがですか?もちろんアルコール類、お菓子類はこの中には含まれていません。何が多くて何が少ないのか、必要な運動量は確保されているのか、ちょっと考えてみてください。
監修:古田 裕子 先生
掲載日:2006年02月01日