健康予防医療コラム ~栄養・食生活~

PMS(生理前症候群)と栄養素

まずライフ・スタイルの改善から!!

 PMSとは生理の1〜2週間前から、イライラしたり落ち込んだりといった精神的症状や、頭痛や吐き気、のぼせ、肌荒れなどの身体的症状が現れることをいいますが、最近、その原因がホルモンのアンバランス、細胞への酸素の供給不足、生理前の代謝亢進が原因であることが明らかにされました。
 PMSを和らげるためには、原則として食生活や飲酒、運動習慣などライフ・スタイルを改善することによって大きな効果が期待できます。飲酒はアルコール自体栄養素を含まないばかりか必要なミネラルを体外に排出させてしまう働きがあり、特にマグネシウムの排出はPMSの引き金になるといわれているため、PMSに悩む人は禁酒、あるいは節酒を心がけましょう。
 適度な運動は細胞への酸素の供給量を増やすことで、症状の改善に効果があると考えられています。また、過剰なストレスはPMSの症状を悪化させる原因となりますので、ストレスを溜め込まない、自分なりのストレス解消法を見つけておくことも大切です。

監修:古田 裕子 先生
掲載日:2005年05月01日

TOPへ戻る