健康予防医療コラム ~栄養・食生活~

便秘と栄養素(2)

腸内環境を整える!!

 腸の中には一般に善玉菌と悪玉菌と呼ばれる腸内細菌が存在していますが、そのバランスが崩れ悪玉菌が増えることによって、便秘や肌荒れ、湿疹などの症状が現れてきます。
 そこで最近注目されているのが、プロバイオティクスと呼ばれる体に有益な微生物とそれを含む食品です。乳酸菌やビフィズス菌、オリゴ糖などが一般的ですが、発酵食品を食べる、規則正しい生活をする、ストレスをためないことなどによって増えるものと考えられています。
 プロバイオティクスには腸内環境を整える、腸の機能を活性化する、ガスの発生を防ぐ、がんを予防するなどの働きがあると考えられています。特に、肌荒れや湿疹、皮膚の過敏症などの肌のトラブルは腸内環境の悪化によるものと考えられているため、こうした症状にはプロバイオティクスは効果的であるといえます。最近は乳酸菌のサプリメントも市販されていますので、メーカーの指示量を目安に持ちいるとともに、ストレスによって消耗する分を補う意味で、ビタミンCを併せて補給することをおすすめします。

監修:古田 裕子 先生
掲載日:2005年03月01日

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