健康予防医療コラム ~栄養・食生活~

不眠症と栄養素

生活リズムの改善とストレス・コントロール!!

 生活 生活時間の多様化とともに不眠を訴える人が増えています。本来、体の中では体内時計という調節システムが働いているのですが、不規則な生活や昼夜逆転の生活などによってそのシステムに狂いが生じてしまうのです。また、食事を抜いて血糖値が下がってくると、脳のエネルギー源であるブドウ糖を節約するために脳を休ませようと眠気が生じますが、この日中の中途半端な眠気も夜の睡眠に影響しかねません。
 一方、ストレス反応の典型的症状のひとつが不眠です。交感神経が興奮状態にあるため寝つきが悪い、睡眠の途中で目覚めるなどの睡眠障害が生じるのです。ストレスの原因がわかっている場合は、そのストレッサーに耐えられるレベルまで自分を変えることができれば、こうした睡眠障害は改善されます。
 普段何気なく飲んでいるコーヒーやお茶、コーラやお酒などが交感神経を興奮させることもありますし、風邪薬やダイエット用補助食品、漢方薬に含まれるエフェドリンやその類似物質も、不眠の原因となることがあるので注意しましょう。

監修:古田 裕子 先生
掲載日:2005年02月01日

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