健康予防医療コラム ~栄養・食生活~

インフルエンザに負けない食事

免疫力のアップがカギ!!

 インフルエンザの流行が懸念される季節になりました。インフルエンザの原因はウィルスで非常に感染力が強いのが特徴で、高熱や頭痛、関節痛や筋肉痛などの症状に続き、鼻水やのどの痛み、せきなどの呼吸器系の症状が現れます。予防接種や昔ながらにうがいを励行したりマスクを付けたりして予防することも大切ですが、不幸にしてインフルエンザにかかってしまった場合、ダメージを最小に早く治すということは、基本的には一人ひとりの免疫力にかかっているといえます。特に、インフルエンザによって呼吸器の粘膜が破壊されその部分の抵抗力が低下すると、細菌による2次感染、特に肺炎や気管支炎の合併症が懸念されます。
 免疫力を高める栄養素としてはビタミンCやビタミンEのほか、亜鉛や鉄などのミネラルが必要ですから肉や未精製の穀類、野菜、キノコや果物、海藻や魚介類が豊富な食事がおすすめです。また、同時に、免疫に働く抗体の産生を低下させる甘いもののとりすぎには注意が必要です。
 <具体的なメニュー>
 五穀米とキノコの炊き込みご飯、キノコ・カレー、カキなべ、カキとズッキーニのチーズ・オーブン焼き、ワカメの酢の物、海藻サラダなど。

監修:古田 裕子 先生
掲載日:2005年01月15日

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