防犯 2015年01月07日

第172回 防犯カン違いPart7~新生活のお部屋選び~

あけましておめでとうございます。今週から仕事始めの人が多く、ようやく仕事モードに戻ってきたころではないでしょうか?今年の目標などを掲げて、新年をスタートした人も多いと思いますが、その目標のひとつに、ぜひ「防犯女子」になる、もしくは、「防犯女子度」を上げるということを入れていただけるとうれしいです。今年も、「安全・安心」な毎日のために、このコラムを役立てていただければ幸いです。

2015.1.7更新

 今年から一人暮らしを始める方もいると思います。お部屋を選ぶ際には防犯面のチェックも不可欠ですが、思わぬカン違いをしているかもしれません。そこで今回は、"防犯カン違い"シリーズ第7弾「一人暮らしの部屋の選び方」をご紹介します。

2階以上の部屋なら安心

 2階は、「地上よりも高いから侵入されにくい」、「1階のようにお部屋をのぞかれにくく、女性の一人暮らしと悟られにくい」と、思っていませんか?実は、「2階以上の高層階に住めば安心」というのはカン違いです。
 2階以上であっても、見通しが悪かったり、エアコンの室外機や配管、雨どい、自転車置き場などが足場となる場合、侵入される危険性は、1階と変わらないのです。
 ですから2階以上であっても、外部からの侵入経路がないかどうかを、しっかり確認することが大切です。

商店街もあり活気ある住宅街だから安心

 「最寄り駅から自宅までは近いし、商店街・コンビニなどがあって活気があるので安心」というのも、実はカン違いです。
 契約前にお部屋を見に行くときは、ほとんどの場合が昼間のはず。昼間の様子だけを確認して、いざ住んでみると、帰宅するのは夜になることが多く、商店街の人通りはなく、街灯も消え、真っ暗ということもあります。
 契約前に昼と夜の雰囲気の違いを確認することをオススメします。夜間の下見は、ご家族の方も一緒だと、より安心ですね。

オートロックや宅配ボックスなど、設備の充実したマンションを選べば安心

 防犯面に配慮されたマンションであれば、安心感は増しますよね。しかし、オートロックの安全過信は禁物です。集合住宅の住人が出入りするときに一緒に侵入する「共連れ」の恐れがあります。
 敷地内や入居者の共有スペースに、住人(または関係者)以外の人が入ってきにくいかどうかを確認することが重要です。合わせて管理人さんがいるかどうかなどもチェックしておくといいですね。エントランスや駐車・駐輪場、ゴミ置き場などに防犯カメラが設置されていればなお安心です。



 いかがでしたか?皆さんは、カン違いしていませんでしたか?お部屋選びの際、不動産会社の女性スタッフに、女性ならではの視点でアドバイスをもらうと、お部屋選びの参考になりますよ。
 住まいの選び方チェックシートも参考に、「防犯女子」として、「安全・安心」な新生活をスタートさせてくださいね。

今年もよろしくお願いいたします!

住まいの選び方チェックシートはこちらから

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