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第152回 【インタビュー】警視庁ストーカー対策室に聞く、ストーカー対策<前編> ~ストーカーの現状と対策~

こんにちは。あさっては、二十四節気のひとつ"春分"です。昼と夜の時間が同じ日といわれていますが、春になったなあと実感できる日でもありますよね。そろそろお花見の計画を立てたり、新年度に向けて準備をしたりと、年始に続いて新たなスタートの時期でもあります。まだ新たにチャレンジすることを決めていない人も、この機会に、気になった習い事などをチェックしてみるのはどうでしょう?今月中はキャンペーンで入学金0円というところもあるので、始めるにはねらい目かもしれませんね。

2014.3.19更新

女性が被害者になることが大半を占めるストーカー。ニュースを見ていても、年々凶悪化しているように感じます。そこで、警視庁ストーカー対策室の宮﨑真紀警部と臼田浩子警部補にお話を伺いました。

お二人のご紹介
写真:(左)宮﨑真紀警部 (右)臼田浩子警部補

警視庁生活安全部生活安全総務課
ストーカー対策室規制係長 宮﨑真紀警部(左)

警視庁生活安全部生活安全総務課
ストーカー対策室規制係 臼田浩子警部補(右)

近年のストーカー発生状況

Q
最近ストーカー事件がニュースで報じられるのをよく耳にするように感じます。
A
宮﨑警部:警視庁に寄せられたストーカーに関する相談件数は、平成24年で1437件。これは前年比44%も増加しており、平成25年も同じくらいの件数です。
ストーカー被害者の80%が女性で、20代から30代が全体の7割を占めており、逆に加害者の80%が男性で、20代から40代が7割を占めています。待ち伏せや押し掛け、連続電話などのストーカー行為がエスカレートして、殺人事件などの凶悪犯罪に発展するケースもあり、いつ事案が凶悪化するか予測がつかないとても危険な犯罪といえます。
ストーカーの現状と対策についてお話してくださった 宮﨑警部(手前)と臼田警部補(奥)

ストーカーの現状と対策についてお話してくださった
宮﨑警部(手前)と臼田警部補(奥)

Q
どんな状況からストーカーになることが多いのでしょうか。
A
臼田警部補:ストーカーの加害者は、元恋人や職場の知人など被害者と面識のある相手が90%以上です。相手が知り合いですから、被害者の方がすぐに警察に相談できず悩んでいるうちに、ストーカー行為がエスカレートしてしまうことが多いようです。
「もしかしたらストーカー?」と感じただけでも警察に相談しやすいように、全国の警察では相談の窓口がありますし、女性の方が男性警察官に話しにくいという場合には、女性警察官が対応するようにも努めています。
また、警視庁のストーカー対策室では、都内の全ての警察署と連携してストーカー被害者の身を守るための対策を行っています。

ストーカー被害に遭わないための対策

Q
ストーカー被害に遭わないためには、どのようなことをすればいいのでしょうか。
A
宮﨑警部:様々なケースがあるので一概には言えませんが、予防策のひとつとして、自分自身の周りの人間関係をきちんとしておくことが大切だと思います。
たとえば、元交際相手がストーカーになるケースが多いのですが、そのような場合、相手との別れ方に注意が必要です。別れを告げる際、相手を傷つけたくないなどと考えてあいまいな表現をしたり、はっきりと理由を告げずにメールなどで一方的に別れ話を送りつけてそのまま音信不通にしてしまうと、相手は交際を拒否されていると気づかず自分に都合の良い解釈をしてつきまとったり、別れの理由知りたさにしつこくつきまとう危険性があります。
そして無視を続けることで相手のつきまとい行為がエスカレートし、元交際相手がストーカーの加害者になってしまうことがあります。別れを告げることは誰にとっても気が重いことですが、人間関係の礼儀としてきちんと自分の気持ちを相手に伝えて納得してもらう努力をすることも、元彼をストーカーにしないためには大切なことだと思います。
もちろん、別れ話をしただけで逆上しそうな場合は、警察や信頼できる人に相談しておく必要があります。
臼田警部補:インターネット上のSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)で知り合った相手とすっかり仲良くなったつもりでいても、ネット上での知り合いでは相手の実像はわかりませんよね。SNSなどは楽しくて便利なツールではありますが、新しい関係作りには細心の注意が必要です。
また、自分自身の個人情報の公開にも十分気をつけなければなりません。
Q
個人情報を出さないことも大切ですよね。
A
宮﨑警部:ネット上だけの知り合いに安易に個人情報を提供することは大変危険です。
また、個人情報はSNSやメールだけでなく、郵送されてくる明細書やダイレクトメールなどにも含まれているので、捨てるときには気をつけていただきたいですね。
臼田警部補:最近は"リベンジポルノ"という卑劣な行為もあります。交際中は「遠距離で会えないから写真を送って」などという相手の言葉に、つい自分の写真を送ってしまうこともあるようですが、一度、ネット上に出てしまったものを完全に削除することは不可能です。
たとえ実際に交際中であっても、ネット上に流れると困るような写真や動画の撮影はやめましょう。
近しい間柄からストーカーになるというケースが多いだけに、安心できる人間関係を築いていきたいですね。4月2日(水)公開予定の<後編>では、実際にストーカーに遭ってしまった時の、適切な対処法について教えていただきます。自分の身は自分で守る「防犯女子」として、ぜひ参考にしてください。
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