第13回 漠然とした「盗聴の不安」取り除くために
皆さん、こんにちは。そして、はじめまして。
私は今年の2月から「セコム働く女性の安全委員会」のメンバーになりました。委員会の活動はテレビや新聞、雑誌、ラジオなどの各メディアにも取り上げていただくことがあり、とにかくエキサイティング!毎日が新鮮です。
委員会のメンバーとしてはまだまだ新米の私ですが、勉強を重ね、皆さんの“あんしんライフ”に少しでもお役に立つ情報を発信していけたらと思います。
2009.07.03更新
「あんしんライフnavi」では、皆さんに防犯に関するアンケートへのご協力をいただいています。その中で、多くの方が「盗聴」に高い関心を寄せていることがわかりました。自分が被害にあったことはなくても、漠然とした「不安」を感じている方が多いのではないでしょうか。そこで今回のコラムでは、盗聴対策についてお伝えします。
実態が把握できない「盗聴」
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「働く女性の安全委員会」が独自に行っているアンケート結果によると、「関心がある防犯対策」という項目で、「泥棒・強盗」・「通り魔」に続き、「盗聴・盗撮」が3番目に高い関心を寄せられていることがわかりました。
「盗聴」とは、電話やコンセント、ぬいぐるみなどに盗聴器を仕掛け、他人のプライベートな情報や企業の機密情報などを盗み聞きする行為です。盗聴はさまざまな手段を用いて行われ、その目的はストーカー行為や家庭内の不義調査にとどまらず、多岐に渡ります。
しかし、単なる「盗聴」という行為だけでは犯罪にならないことを、皆さんはご存知ですか?日本には、無線通信を傍受すること自体を取り締まる法律はありません。住居などへの不法な侵入やストーカー(つきまとい)行為、第三者への情報漏洩など、法律で禁止されている行為が伴った場合にはじめて罪に問われるのです。
残念ながら、現時点では盗聴行為を取り締まる法律がないため、その被害実態は把握しきれていないのが現実のようです。しかし、他人のプライバシーを侵害する卑劣な行為であることは事実。泣き寝入りしたり、見過ごしたりするわけにはいきません。
手口は巧妙!小型で気づきにくい「盗聴器」
盗聴には、「盗聴器」という器具が使われます。盗聴器は、非常に小さなもので、テーブルタップや電卓など、日常生活で使っているもの・目にするものの中に設置されていることが多く、被害に気づきにくいと言われています。
私たちにできること、すべきこと
ここまで読んで、よけい不安になってしまった方がいるかもしれません。 しかし、私たちにできる対策もあります。それは、まずは冷静に考えること。必要以上に警戒したり、不安になったりする必要はありません。
●まずは、身の回りを見渡し、環境を整える
盗聴について心配がある場合には、不安を抱えている原因を考えてみてください。「恋愛関係のもつれ」、「ストーカー」、「親族間のトラブル」…。
もし、大きな不安を抱えているなら、不安の「要素」があるはずです。もちろん、何のトラブルも抱えていない方が被害に遭う可能性もありますが、まずは、ご自分の身の回りの状況を改めて見渡してみてください。そして身の回りの環境を見つめ直し、整えることから始めてみましょう。
●部屋に、見覚えのないものがないかチェックする
盗聴器は、たとえば、合鍵などを使い、留守を狙って忍び込まれて設置されたり、工事業者を装って部屋に入り設置されたりする可能性も考えられます。盗聴対策だけでなく、そのほかの防犯対策という観点からも、必要以外に合鍵を作らない、戸締りをきちんとする、不用意に人を部屋に入れないことはとても大切です。
むやみに合鍵を作り、人に預けるのは考えもの。合鍵を作る場合は、管理をしっかりとするのが前提です。そして、見覚えのないものが部屋にある時はすぐに撤去するようにしましょう。こまめに掃除をすることで、見覚えのないものが取り付けられていることに気付くこともあります。
●知らない人からのプレゼントは、受け取らない
誕生日や記念日に、見知らぬ誰かからのプレゼント…。ロマンチックなシチュエーションのようですが、防犯という観点からは、受け取るべきではありません。盗聴器は、プレゼントとして送られてきたぬいぐるみや小物などに仕掛けられている可能性も否めません。送り主がわからない送付物は、受け取らないようにしましょう。
●アナログ式のコードレス電話には要注意
アナログ式のコードレス電話は要注意。市販の受信機を持っていれば、親機とコードレスホン子機の間の無線信号が簡単に傍受できてしまいます。気になる方は、デジタル式への買い替えを検討したほうが良いでしょう。
また、「携帯電話での会話中、たまにノイズが入るけれど、盗聴されているのでは?」という方もいらっしゃると思いますが、現在販売されている携帯電話はデジタル式であり、盗聴は実質不可能と考えられるため、ノイズは電話機の故障などによるものと考えられます。
それでもやっぱり、不安なときは・・・
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「いろいろ気をつけてみたけれど、やっぱり盗聴されているみたい…」。もし本当に盗聴の不安があるならば、「盗聴・盗撮機発見センサー」を使い自分で調べてみるのも1つの方法です。しかし、盗聴器を仕掛けられる場所・モノは素人にはわかりにくいもの。専門の業者に調査を依頼することを検討した方が良いでしょう。そして、万が一盗聴器が発見された場合は、速やかに警察に相談しましょう。
また、セコムでは、「セコム・ホームセキュリティ」のお客さまを対象に、生活支援サービス「セコム・ホームサービス」を提供しています。このサービスの中でも盗聴器調査のご相談を承っています。(詳しくはこちら)
今回は皆さんが漠然と不安を抱えている盗聴についてお伝えしてきましたが、重要なのは「身の回りの環境を整えること」、「基本的な対策をしっかりすること」、そして「冷静に考え、対処すること」です。対策は十分に、でも過度の心配はしない。このことが、盗聴から身を守り、“あんしんライフ”を実現するために大切なのではないでしょうか。

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