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報道資料 2019年12月18日
セコム株式会社

− 「老後の不安に関する意識調査」−
約9割が「老後の不安を感じる」と回答、過去8年で最も高い割合に
老後の不安の理由は「病気・ケガ」「経済的な負担」「介護」

女性では20〜60代以上の全世代で9割以上が老後の不安を抱える結果に
老後の備えや対策は微増しているものの、いまだ半数以上が未対策と回答

セコム株式会社(本社:東京都渋谷区、社長:尾関一郎)は、20代以上男女(20-29歳、30-39歳、40-49歳、50-59歳、60歳以上/男女各50名の計500名)を対象に、「老後の不安に関する意識調査」を実施しました。

内閣府による「令和元年版高齢社会白書」では、65歳以上の人口は、3,558万人となり、総人口に占める割合が28.1%になったと報告されました。高齢化は深刻な働き手・社会の担い手不足、介護・健康問題、老後資金・年金の問題など、様々な課題を抱えています。

今回、ますます超高齢化が進む日本における、老後の生活や社会に関する実態を調査しました。

すべての調査結果は以下のURLからダウンロードしていただけます。ぜひ、ご活用ください。
URL:https://www.secom.co.jp/corporate/release/2019/pdf_DL/nr_20191218.pdf
調査結果の概要
  • 約9割が「老後の不安を感じる」と回答。2012年の調査開始以来、最高値をマーク。
    特に女性20〜60代以上の全世代で、9割以上が老後の不安を抱える結果に。
  • 老後の不安の理由は1位「病気・ケガ」2位「経済的な負担」3位「介護」。
  • 半数以上が老後の備えや対策をしないと回答。
    理由は「具体的にどのような対策をすればよいかわからないから」が1位。
  • 家族や配偶者の認知症に対する不安は、56.8%と自分(48.8%)を上回る結果に。
    認知症になった場合は、自分、家族ともに約6割が「病院に通い、認知症の進行を遅らせる」と回答。

※ 2012年から開始した「日本人の不安に関する意識調査」における同設問。

【調査概要】

「老後の不安に関する意識調査」結果

約9割が「老後の不安を感じる」と回答。2012年の調査開始以来、最高値をマーク。特に女性20〜60代以上の全世代で、9割以上が老後の不安を抱える結果に。

老後の不安を感じるか【図1】を聞いたところ、「感じる、または感じた(41.8%)」「どちらかといえば感じる、または感じた(45.4%)」の合計が87.2%と、2012年の調査開始以来、最も高い割合になりました。特に女性の回答では20〜60代以上の全世代で、9割以上が老後の不安を抱える結果になりました。

図1:老後への不安の有無(SA)

老後の不安の理由は1位「病気・ケガ」2位「経済的な負担」3位「介護」。

老後の不安を感じている人の中で、具体的に不安を感じていること【図2】を聞いたところ、昨年と上位3つは変わらず、1位「病気やケガなどの健康不安(72.2%)」、次いで2位「経済的な負担に関する不安(71.8%)」、そして3位「介護に関する不安(52.8%)」と、それぞれ半数以上の回答を得ました。

また複数回答で不安を感じている回答は「病気・ケガ」の1位ですが、最も不安を感じることとして回答されたのは「経済的負担(47.0%)」がトップでした。

一方、今年話題になった高齢者の逆走運転などに関連する「交通事故を引き起こしてしまう不安」については、あまり多くの回答を得られない結果となりました。

図2:老後に不安を感じること(MA)

半数以上が老後の備えや対策をしないと回答。
理由は、「具体的にどのような対策をすればよいかわからないから」が1位。

老後に備えた対策の有無を聞いたところ、半数を超える57.6%が「対策をしていない」と回答。対策をしていない人にその理由【図3】を聞いたところ、「具体的にどのような対策をすればよいかわからないから(57.6%)」が1位でした。

一方、老後の具体的な備えや対策をしている人にその内容を【図4】を聞いたところ、「定期的な健康診断や人間ドックを受診する」「貯蓄する」がそれぞれ54.2%でトップでした。

図3:老後の備えや対策をしない理由(MA)

図4:老後の具体的な備えや対策(MA)

家族や配偶者の認知症に対する不安は、56.8%と自分(48.8%)を上回る結果に。認知症になった場合は、自分、家族ともに約6割が「病院に通い、認知症の進行を遅らせる」と回答。

認知症に対して不安を感じるか、自分【図5】と家族・配偶者【図7】について聞いたところ、家族・配偶者に対する不安は「感じる、または感じた(26.2%)」「どちらかといえば感じる、または感じた(30.6%)」と計56.8%が懸念しており、自分(48.8%)を上回る結果となりました。

認知症になった場合にとる行動を聞いたところ、自分【図6】、家族【図8】ともに約6割が「病院に通い、認知症の進行を遅らせる」と回答しました。

図5:認知症に不安を感じるか:自分(SA)

図6:認知症になった場合の行動:自分(MA)

図7:認知症に不安を感じるか:家族・配偶者(SA)

図8:認知症になった場合の行動:家族・配偶者(MA)

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