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鈴木貴士、ワールドセブンズでジャパンのMVPに
初の7人制正代表で3トライも、フィジアンマジックには脱帽 |
7月22〜23日にかけてドイツ・デュイスブルクで行われた「ワールドゲームズ2005 ラグビー7人制大会」。予選プールを3位の成績でボウルトーナメントに進出したジャパンは、準決勝でアメリカに逆転負けを喫し、最終的に7位で全日程を終えた。
その中で、ひときわ輝きを放ったのが今回初めて代表に選ばれた我らが鈴木貴士。5試合全てに先発出場し、通算3トライをマーク。大会後にはチームのMVPに選出された。
今大会、5位以上を目標に掲げたジャパンだったが、初戦でセブン王国・フィジーの前になすすべなく完敗。鈴木貴も「あのインパクトには正直ショックを受けました。普段(バイやノーマンと)一緒にプレーしているけど、あらためて世界の壁の高さを実感したというか。でもやっててワクワクしたし、こんなすごい相手と戦ったことで、もっと上をめざしたいと思いました」とただ脱帽。俗にフィジアンマジックと尊呼されるプレー。中でも“セブンの神様”ワイサレ・セレヴィ選手などの国際規格のプレーを目の当たりにし、新たな世界観が広がったようだ。
その後のゲームでは持ち前の決定力を生かし、チームの勝利に貢献した鈴木貴。「スタッフからはWTB的な、フィニッシャーとしての責任を要求されていました。わずかな隙間でも勝負しろと。そういう点ではチームを目標の成績に導けなかったこともあるし、3トライという数字には満足はできません。FWだってたくさんトライを取ってる選手はいるし、仕事は十分に果たせませんでした」と、通算5トライをマークしたネイサン・アシュレイ選手(日本IBMビックブルー)を引き合いに出し、自らを戒めた。
走り屋に転向し1年とわずか。そんなダイヤの原石が、はじまりの一歩で見せた大器の片鱗。電光石火のタカシを拝む機会は、まだまだこれからいくらでもある。
【文責・フォトグラフ=小谷 たけし】
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7月22日(金)
■予選プール(プールA)第1試合目
日本 |
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FIJI |
前半 |
後半 |
得点 |
前半 |
後半 |
0 |
0 |
T |
4 |
2 |
0 |
0 |
G |
2 |
2 |
0 |
0 |
計 |
24 |
14 |
0 |
合計 |
38 |
【出場メンバー】
2.山本英児、4.奥薗裕基(後半0分→端迫)、5.平浩二(後半4分→藤原)、6.ネイサン・アシュレイ、8.小吹祐介、9.金澤良、11.鈴木貴士(後半5分→上田)
(リザーブ)
1.端迫雅俊、3.藤原丈嗣、7.竹山森、10.上田泰平
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■予選プール(プールA)第2試合目
日本 |
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GREAT BRITAIN |
前半 |
後半 |
得点 |
前半 |
後半 |
1 |
0 |
T |
1 |
3 |
1 |
0 |
G |
1 |
2 |
7 |
0 |
計 |
7 |
19 |
7 |
合計 |
26 |
【出場メンバー】
1.端迫雅俊、2.山本英児、3.藤原丈嗣、6.ネイサン・アシュレイ、7.竹山森、8.小吹祐介、11.鈴木貴士(後半3分→上田泰平)
(リザーブ)
4.奥薗裕基、5.平浩二、9.金澤良、10.上田泰平
【スコア】
トライ● 11.鈴木貴士1T(前半4分)
コンバージョン● 6.ネイサン・アシュレイ1G(前半4分)
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■予選プール(プールA)第3試合目
日本 |
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GERMANY |
前半 |
後半 |
得点 |
前半 |
後半 |
3 |
3 |
T |
1 |
2 |
3 |
3 |
G |
0 |
1 |
21 |
21 |
計 |
5 |
12 |
42 |
合計 |
17 |
【出場メンバー】
2.山本英児、3.藤原丈嗣、4.奥薗裕基(後半3分→端迫雅俊)、6.ネイサン・アシュレイ、8.小吹祐介(後半2分→竹山森)、9.金澤良(後半6分→上田泰平)、11.鈴木貴士
(リザーブ)
1.端迫雅俊、5.平浩二、7.竹山森、10.上田泰平
【スコア】
トライ● 3.藤原丈嗣1T(前半6分)、6.ネイサン・アシュレイ3T(前半2分、7分、後半7分)、8.小吹祐介1T(後半3分)、11.鈴木貴士1T(後半1分)
コンバージョン● 6.ネイサン・アシュレイ6G(前半2分、6分、7分、後半1分、3分、7分)
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7月23日(土)
■ボウルトーナメント 準決勝
日本 |
|
USA |
前半 |
後半 |
得点 |
前半 |
後半 |
2 |
0 |
T |
1 |
2 |
1 |
0 |
G |
0 |
1 |
12 |
0 |
計 |
5 |
12 |
12 |
合計 |
17 |
【出場メンバー】
1.端迫雅俊(後半3分→奥薗裕基)、2.山本英児、3.藤原丈嗣、6.ネイサン・アシュレイ、8.小吹祐介(後半5分→竹山森)、9.金澤良、11.鈴木貴士
(リザーブ)
4.奥薗裕基、5.平浩二、7.竹山森、10.上田泰平
【スコア】
トライ● 8.小吹祐介1T(前半1分)、11.鈴木貴士1T(前半5分)
コンバージョン● 6.ネイサン・アシュレイ1G(前半5分)
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■ボウルトーナメント 敗者戦
日本 |
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GERMANY |
前半 |
後半 |
得点 |
前半 |
後半 |
2 |
3 |
T |
2 |
1 |
1 |
2 |
G |
1 |
0 |
12 |
19 |
計 |
12 |
5 |
31 |
合計 |
17 |
【出場メンバー】
1.端迫雅俊(後半0分→奥薗裕基)、2.山本英児、3.藤原丈嗣、6.ネイサン・アシュレイ、7.竹山森(後半0分→金澤良)、8.小吹祐介、11.鈴木貴士(後半3分→上田泰平)
(リザーブ)
4.奥薗裕基、5.平浩二、9.金澤良、10.上田泰平
【スコア】
トライ● 3.藤原丈嗣2T(前半4分、後半4分)、6.ネイサン・アシュレイ2T(前半1分、後半6分)、8.小吹祐介1T(後半1分)
コンバージョン● 6.ネイサン・アシュレイ3G(前半4分、後半1分、6分)
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