防犯・防災用語集

AED (えーいーでぃー)

「Automated External Defibrillator」の頭文字を取ったもので、日本語では自動体外式除細動器と言います。
AEDは、心臓が突然止まった人に電気ショックを与えて、心臓を再び動かすための医療機器です。心臓が突然止まるのは、心臓がブルブル震える心室細動によって生じることが多いので、できるだけ早く心臓にショックを与えて、心臓の動きを取り戻す、つまり除細動する必要があります。なぜなら、救命処置が遅れるほど、命の助かる確率が低下するからです。
最近、駅や空港、オフィスビルやショッピングセンターなど人が集まるさまざまな場所で、AEDを見かけるようになりました。これは医療従事者や救急救命士だけしか使えなかったAEDが、2004年4月から一般の市民も使えるようになったからです。AEDは音声のガイドに従って行えばよいので、初めての人でも簡単に使うことができます。AEDがあったおかげで命が助かったという事例は、全国でたくさん報告されています。
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自動体外式除細動器

セコムのAEDサービス

自動体外式除細動器 (じどうたいがいしきじょさいどうき)

AED」の項参照

CPR (しーぴーあーる)

「Cardio Pulmonary Resuscitation」の頭文字をとったもので、胸を強く圧迫したり、息を吹き込んだりして、止まってしまった心臓や呼吸の動きを助ける心肺蘇生法のこと。
心臓が停止すると脳の血液の流れも停止し、それが約6分続くと脳の組織がダメージを受けるといわれています。また、約10分を超えると救命率が急激に低下します。
心肺蘇生法は、心臓や呼吸が停止した人に対して、すみやかに心臓マッサージや人工呼吸を行うことで、脳のダメージを最小限に抑えるために行います。
心臓や呼吸が止まってしまった人を助けるには、119番通報したあと、AEDが来るまでのあいだ心肺蘇生法を施し、AEDがきたらこれを使って電気ショックを与えます。呼吸がない場合は、心肺蘇生法を施す前に、AEDを使用します。AEDの使用は、心肺の蘇生に最も効果があると評価されています。

心肺蘇生法 (しんぱいそせいほう)

CPR」の項参照

電気ショック (でんき)

心停止になった人の心臓に電流を流すこと。
心臓が突然止まる原因は、心臓がブルブル震える心室細動が多いので、心臓に電気ショックを与えてけいれんを取り除き、心臓の動きを取り戻すようにします。これを電気的除細動といいます。
この電気的除細動を自動的に行うのが、AED (自動体外式徐細動器) です。心臓が止まった人の命が助かる可能性は、心肺停止後約10分の間に急激に少なくなっていきます。そのため、すぐに119番に通報することが必要ですが、救急車が来るまでのあいだに、AEDで救命処置を行うことがとても重要になります。AEDは音声ガイダンスに沿って操作するだけなので、だれでも簡単に使うことができます。