防犯・防災用語集

万引き (まんびき)

買物客を装って、お店の商品を盗むこと。
万引きは、商店や小売店を営まれている方々にとって、大きな悩みのひとつです。万引きを防止するためには、監視カメラで監視・記録する、万引き防止システムを設置するなどの方法があります。

スリ

他人が身につけている金品を、すばやく盗み取ること。
スリが発生する場所は、ラッシュ時の電車の中、人が集まる遊戯施設、お祭りやイベント会場、バーゲン会場などです。夢中になっていたり、油断していたりすると、スリに狙われます。スリの被害にあわないためには、どんな時も警戒心を忘れないようにすることです。

ひったくり

道路上などで、すれちがいざまに他人の持ち物を奪って逃げること。
道路上でバイクや自転車に乗った犯人から持ち物を奪い取られるケースがほとんどです。被害者は女性が多くなっています。その理由は、男性に比べて抵抗力が弱いのと、ポケットが少ない服装なので、バッグの中に財布を入れているからだと考えられます。
ひったくりの被害にあわないようにするには、人の目が少ない暗い路地は避けて、歩道の明るい道を歩くようにします。
万一バッグを奪われても、バッグに引きひもが抜けるタイプの防犯ブザーをつけておくと、ブザーが鳴り続けるので、犯人はバッグを捨てて逃げる可能性があります。自転車に乗る時は、カゴにひったくり防止のカバーなどをつけるとよいでしょう。

置き引き (おきびき)

置いてある荷物などを、持ち主の目を盗んで盗み出すこと。
不特定多数の人々が出入りする場所で、荷物から離れてどこかに行ったり、荷物をよく見ていなかったりすると、被害にあう可能性があります。発生しやすいのは、駅や空港の待合室や切符売り場、電車の中などです。置き引きを防ぐには、とにかく荷物から離れないことです。何人かでいる場合は、一人が残って荷物を監視するようにします。電車の網棚に荷物を置いたまま眠るのも、要注意です。

強盗 (ごうとう)

暴力や脅迫などで、金品を奪う凶悪犯のこと。
強盗には、銀行強盗、タクシー強盗、コンビニ強盗、住宅などに押し入る侵入強盗などがあり、どれも凶悪な事件を起こしています。強盗による被害を防ぐために、オンライン・セキュリティシステムを導入している企業や店舗、ご家庭ではホームセキュリティを設置するお宅が増えています。

コンビニ強盗 (ごうとう)

深夜にコンビニエンスストアやスーパーマーケットなどを狙う強盗のこと。
コンビニ強盗は、コンビニエンスストアにとって大きな問題となっています。その手口は、客を装って強盗を働いたり、突然襲ってきたりして売上金を奪います。このような強盗による被害を防ぐために、コンビニエンスストアではオンライン・セキュリティシステムを導入しているところが増えています。

侵入強盗 (しんにゅうごうとう)

住宅やお店・オフィスなどに侵入して、金品を奪う強盗のこと。
住宅への侵入強盗の手口には、宅配業者などを装った「上がり込み」。深夜寝ている時に侵入して金品を奪う「押入り」。留守に侵入して金品を物色している時に、帰ってきたその家の人と出くわして強盗に変わる「居直り」などがあります。
侵入強盗に入られると、家族に危害を加えられる恐れがあります。店舗やオフィスでは、従業員が危険にさらされます。そのため、普段から侵入強盗を防ぐ対策を取っておくことが大切です。

侵入窃盗 (しんにゅうせっとう)

住宅やお店・オフィスなどに侵入して、金品をひそかに盗むこと。
侵入窃盗には、空き巣、閉店中のお店に侵入する出店荒らし、事務所荒らし、忍込み、金庫破り、居空き、病院荒らし、学校荒らしなどがあり、その半分以上を空き巣が占めています。

路上強盗 (ろじょうごうとう)

路上で通行人を襲って、金品を奪う強盗のこと。いわゆる「オヤジ狩り」も、路上強盗になります。
路上強盗から身を守るためには、人通りが少ない道は避けて、深夜はタクシーなどを利用し暗い道は歩かないようにします。
また、現金は分けて持ち、人前では財布の中身が見えないようにするなど、お金の持ち方に気をつけます。そして、防犯ブザーなどを携帯するとよいでしょう。