子どもの防犯グッズ
防犯ブザーは、持たせるだけでは意味がありません。
使い方の練習など、実践的な訓練が大切です。
■防犯ブザー利用時の3つのポイント
- 1.手の届くところに付け、大事に扱う
- ・かばんの持ち手などに付けるのがおすすめです。暗い夜道を歩くときは、手に握りましょう
- ・よく使うかばんに付けたままにしておくと、付け換え忘れがないので安心です
- ・乱暴に扱うと、音が出る部分が故障することがあります。扱い方に注意しましょう
- 2.使う練習をしておく
- ・危険を感じる場面を想定して、実際に音を鳴らします
- ・練習するときは、周囲に迷惑をかけないように注意しましょう
- 3.電池交換を忘れずに
- ・購入した商品に入っている電池は、動作確認用がほとんどです。早めに交換しましょう
- ・練習するとき、音が小さくなったことに気づいたら、必ず電池を交換しましょう
■防犯ブザーの機能を生かそう
防犯ブザーには、ブザー本体からひもの部分が「引き抜ける」タイプと、「引き抜けない」タイプがあります。誤作動や紛失を防止するため、小さい子どもには、「引き抜けない」タイプがおすすめです。一方、痴漢や強姦対策には、ひも部分を投げ捨てて音を鳴らし続け、暴漢を撃退する「引き抜ける」タイプがおすすめです。
■防犯ブザーの大きさってどれくらい?
音の大きさを表す単位として、dB(デシベル)が使われています。身近な音の大きさをご紹介します。購入の際のご参考に。
・ 120デシベル | 飛行機のエンジン音 |
・ 110デシベル | 自動車のクラクション |
・ 100デシベル | 電車が通るときのガードの下 |
・ 90デシベル | 犬の鳴き声 |
・ 80デシベル | ピアノの音 |
・ 70デシベル | 掃除機の音 |
・ 60デシベル | 普通の会話 |
・ 50デシベル | 静かな公園 |
・ 40デシベル | 閑静な住宅街・図書館 |
・ 30デシベル | ささやき声 |
・ 20デシベル | 寝息 |
・ 10デシベル | 呼吸音 |
■決め手は、やはり子ども自身の危険回避能力です
防犯ブザーは、子どもが不審者を信用してしまった場合や、人通りの少ない場所では効果を発揮しません。いざというときに危険から逃れられるかどうかは、子ども自身の「危険回避能力」にかかっています。
防犯ブザーの使い方を練習するとき、前のページを参考にシミュレーションを取り入れてみましょう。また、いざというときに子どもの居場所がわかり、ボタンひとつでセコムへ通報できる「ココセコム」を、防犯ブザーと一緒に持たせておくと安心です。