必要な防火対策
まず放火犯に狙わせない。そして、火災を
すばやく発見し、消火できる設備が必要です。
火災を防ぐためには、コンロなどの火の扱いに日頃から注意するだけでなく、次のような対策をとることが大切です。
■放火からわが家を守るには

放火犯に狙わせないよう、次のことを心掛けてください。
■火災をすばやく感知する

火災に気づくのが遅れると、逃げ遅れて煙に巻かれ、やけどを負ったり、死に至る場合があり非常に危険です。いち早く火災発生を察知するために、住宅用火災警報器は必ず取り付けてください。台所やリビングだけでなく、すべての居室に火災センサーを設置するのが理想です。

ホームセキュリティは、住宅内に取り付けた機器(センサー)で火災や侵入などの異常を監視し、万一のときには、必要に応じて119番や110番に通報し、安全のプロである緊急対処員が駆けつけるサービスです。24時間365日体制なので、留守中に火災が発生した場合にも迅速に対処できます。
■すばやく消火する

家庭で火災が発生したとき、初期消火に有効なのが消火器です。一般的な消火器の使い方は、まず安全ピンを抜き、ホース(ノズル)を火元に向け、レバーを握って消火薬剤を放射します。いざというときには動転しがちなので、防災訓練などに参加して、操作方法を体験しておくと安心です。こうした一般的な消火器のほか、操作がさらに簡単な消火器も開発されています。ただし、消火器はあくまでも初期消火用です。炎が天井に届いてしまったら、急激に燃え広がるため、すぐに避難し、119通報するなどの処置をします。

コンロ火災自動消火システム
目を離した隙に燃え上がってしまう天ぷら油火災をはじめ、コンロ火災を防ぐためには、コンロ火災自動消火システムが効果的です。レンジフードに取り付けるだけで、異常加熱による温度の上昇を感知し、自動的に消火薬剤を放射して炎を消し止めます。