防災・防火 2016年01月14日

地震対策 凶器になる家電や家具から身を守る方法

自宅でできる地震対策とは

皆さんは、地震対策としてご自宅でどのようなことをされているでしょうか?

テレビなど、大型の家具や家電製品は倒れないようしっかりと固定しましょう「非常持ち出し袋」を用意されている方は多いと思いますが、「お部屋の安全」についてはどのような対策をされていますでしょうか?

1995年1月の阪神・淡路大震災では、死亡要因の8割近くが家屋の倒壊による圧死・窒息死とされています。死亡に至らないまでも、負傷の原因として窓やテレビ、ガラス棚などの破損によるガラスの飛散、家具の倒壊による負傷など、家具が凶器に代わることがあります。地震対策として、食器棚やたんす、テレビなど、大型の家具や家電製品は倒れないようしっかりと固定しましょう。

■家具や家電は、凶器に変わる

テレビやクーラー、たんすなど、普段は何気なく使っている家具や家電も、災害時には非常に危険な凶器になります。

また、対策として逃げやすく狭い空間で柱の多い場所(押し入れなど)を安全スペースと定め、そこには倒れたり落下したりする物を置かないといった、日ごろの心がけも必要です。

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■室内の防災対策のポイント

●2階を軽くしましょう

2階に、重い家具などを多く置いていると危険です。ピアノなどは、床の補強をした上で1階へ移し、簡単に動かないように固定しましょう。書庫や書斎なども、できるだけ1階にしましょう。

●可能であれば、リビングは2階へ移しましょう

1階の開口部(窓や出入口など)が大きい場合は、建物の構造上、地震に弱くなります。広いスペースがほしいリビングなどは、間取り上可能であれば2階に移しましょう。

ガラスには飛散防止フィルムをはりましょう●ガラスには飛散防止フィルムをはりましょう

地震の後、割れたガラスでけがをする場合が多いので、家にあるすべてのガラスに飛散防止フィルムを張りましょう。窓やドアだけでなく、食器棚や本棚など、家具類や絵画についているガラスにも貼ることが大切です。


●家具の転倒防止を

たんす、冷蔵庫、食器棚、本棚、テレビなどの転倒によって圧死したり、重傷を負ったりする危険を避けるため、床や壁にしっかりと固定しましょう。重ねた家具のつなぎ目や、観音開きの扉も固定してください。


くぎやチェーンでしっかり固定●寝室には家具を少なく

高齢者など、災害に弱い立場の方の部屋には、重い本棚やたんすなどは置かないようにします。置かざるを得ない場合は、できるだけ寝床から離して設置してください。上から落ちやすい釣り下げ式の照明器具、額縁、壁掛け型のクーラーなどは、強い揺れで簡単に落下します。くぎやチェーンでしっかり固定してください。

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