防災・防火 2022年01月05日

第346回 withコロナで変化!?女性の「非常持ち出し袋」の中身

いつ来るかわからない地震や台風などの自然災害。避難生活を余儀なくされることも考えられます。避難生活は、ひとり暮らしの女性にとっても例外ではありません。感染症対策が定着した今、非常持ち出し袋にも「withコロナ」が必要です。非常持ち出し袋に加えておきたいおすすめグッズをまとめます。

2022.01.05更新

いつ来るかわからない地震や台風などの自然災害。避難生活を余儀なくされることも考えられます。避難生活は、ひとり暮らしの女性にとっても例外ではありません。感染症対策が定着した今、非常持ち出し袋にも「withコロナ」が必要です。非常持ち出し袋に加えておきたいおすすめグッズをまとめます。

「非常持ち出し袋」の中身は見直しが不可欠

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地震などの災害で自宅での生活が困難になったとき、避難先で必要なグッズをまとめたものが「非常持ち出し袋」。
非常持ち出し袋は「一度用意すれば終わり」というものではありません。
環境変化に応じて中身の見直しが必要です。

withコロナと言われる今、非常持ち出し袋にも感染症対策が欠かせません。
避難所では「密」を避けられない可能性があります。
できる限り感染予防のためのグッズを用意しておきたいですね。

季節や自分のライフスタイルの変化によっても、避難生活での必需品が変わることがあります。
定期的に非常持ち出し袋の中身を見直す習慣をつくりましょう。

中身の見直しを習慣化するには、「ローリングストック」がおすすめ。
ローリングストックとは、ひとり暮らしの女性も取り入れやすい食料備蓄の考え方です。
保存期間が長い食品を買い置きし、食べたら新しく買い足すというサイクルを日々の生活のなかで繰り返します。
いつも一定量の食品をストックすることで、災害時に非常食として活用できるのです。

ストック用の食品を買い足すタイミングで、非常持ち出し袋の中身もチェックしてはいかがでしょうか。

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食べて備える防災対策!「ローリングストック」をはじめよう

避難中も新型コロナウイルスの感染予防をするためのグッズ

災害時の避難所は、密閉・密集・密接の「3密」になりやすい空間だと言われています。
もちろん、感染リスクに配慮して運営されるはずですが、災害時は物資が滞る可能性もあり、感染予防に必要なグッズが十分にいきわたらないかもしれません。
非常持ち出し袋に自分で用意しておきたいものです。

<非常持ち出し袋もwithコロナ>
□ マスク
□ せっけん、ハンドソープ(他の人と共用しないため)
□ ウェットティッシュ
□ アルコール消毒液
□ 体温計(自分専用)
□ ビニール袋(消毒に使用したティッシュなどを入れる)
□ スリッパ(布製より、消毒しやすい塩化ビニール製や抗菌素材がおすすめ)

マスクやアルコール消毒液は、以前から非常持ち出し袋に入れていた女性も多いと思いますが、withコロナの避難生活では、分量が不足するかもしれません。
何が、どれくらい必要かを考えて、定期的に非常持ち出し袋の中身をアップデートしてください。

手荒れが気になる女性は、保湿剤入りのジェルタイプのアルコール消毒液を用意しておくと安心。
また、ほこりにウイルスが含まれていて感染してしまうことも。避難所で自分のスペースを清潔に保つため、床やパーテーションなどをさっと拭けるアルコールティッシュなどもあると便利ですね。

【あわせて読みたい!非常持ち出し袋の基本グッズ】
防災グッズの準備

* * * * * * * * *

避難所での生活は、感染リスクのほか、特に女性の場合、プライバシーも気になるところです。
避難所には行かない「在宅避難」という選択肢もあることを、覚えておきましょう。
在宅避難では、数日間、家から出なくても暮らせるだけの備蓄や、ライフラインが止まっても困らないための手段を準備しておくことが欠かせません。
感染予防対策のひとつとして選択できるよう、在宅避難の備えについても見直してみてくださいね。

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