防犯 2020年01月08日

第298回 ひとり暮らしをはじめる女性必見!防犯・防災に強い物件を探すポイント

新しい年を迎え、新鮮な気持ちでお仕事や学業に向かわれていることと思います。
就職、進学など、新年度に向けてひとり暮らしをはじめる方もいるかもしれませんね。女性のひとり暮らしでは、「セキュリティがしっかりしている物件」を条件にあげる方が多いようです。
この春からの新生活のために新居を探す女性が知っておきたい、住まい選びの安全ポイントをご紹介します。

2020.1.8更新

新しい年を迎え、新鮮な気持ちでお仕事や学業に向かわれていることと思います。
就職、進学など、新年度に向けてひとり暮らしをはじめる方もいるかもしれませんね。女性のひとり暮らしでは、「セキュリティがしっかりしている物件」を条件にあげる方が多いようです。
この春からの新生活のために新居を探す女性が知っておきたい、住まい選びの安全ポイントをご紹介します。

物件探しをはじめる前に!女性のひとり暮らしに適した街の選び方

女性がひとり暮らしをするなら、「どの街に住むか」を絞り込むところから"防犯女子の目"を持つことが肝心です。通勤・通学のしやすさなど利便性だけで選ぶのではなく、女性が安心して暮らせる街や駅を選びましょう。

<新居のエリア選びでチェックしておきたいポイント>

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(1)周辺環境の治安を調べる

犯罪が少なく、治安の良いエリアを選ぶことが大事。
これから住みたいと考えている街の、所管の警察署や各自治体のホームページで犯罪発生状況などを確認しておきましょう。どのあたりで犯罪が多く発生しているのか、どのような犯罪が多いのかを知ると、物件探しのエリアを絞り込む際の判断材料になります。

(2)過去に発生した災害や事件を調べる

街の歴史や土地の成り立ちなどにも目を向けてみてください。
現在の街の姿からは想像できない災害や事件などが過去に起きていることも。
インターネットで旧地図や土地名を検索したり、不動産業者に聞いたりする方法があります。将来的に同様のリスクが考えられるなら、別のエリアを探したほうが安心です。

(3)災害ハザードマップを調べる

ハザードマップは、地震や洪水、土砂災害、津波、火山の噴火などの自然災害が発生したときに、予想される被害や被害区域などを地図化したもの。
各自治体のホームページや、国土交通省の「ハザードマップポータルサイト」で確認することができます。災害時に深刻な被害が起こりうるエリアはできるだけ避けたほうがいいでしょう。

住みたい街や駅が決まったら、実際に自分の足で歩いてみてください。
雰囲気を肌で感じることが重要です。

落書きやごみ、放置自転車が多い町は、人の目が行き届いておらず、犯罪が発生しやすいと言われています。できれば昼と夜の両方の様子を確かめること。いろいろな視点から、女性のひとり暮らしに適した街かどうかを探ってみましょう。

ひとり暮らしをする女性は周辺環境を確認して物件選びを!

治安がいいとされる街にも、犯罪が起こりうる「死角」は存在します。
ひとり暮らしの女性が被害にあわないためには、街の「死角」を見極めて、より安全性の高い物件を選ぶこと。
物件の立地や周辺環境など、確認しておくべきポイントを紹介します。

<ひとり暮らしの物件選びでチェックしておきたい周辺環境>

(1)駅・バス停からの距離

駅前は賑やかでも、少し歩くと人どおりや明かりが少なくなってしまうこともあります。
あまりに閑静な場所にある物件は、女性のひとり暮らしに向いているとは言えません。
駅やバス停から遠すぎる物件も、ひとり歩きの時間が長くなり、防犯の観点から見てやや不安です。

(2)帰宅ルートの安全性

帰宅ルートに、交番やコンビニなど、万が一のとき、すぐに助けを求められる場所があるかどうかも、大事な条件です。
帰宅ルートは複数の見つけておくと安心。夜間、ひとりで歩いているときのことを想像しながら、安全性を確かめてください。

(3)コンビニや公園からの物件の見え方

「コンビニエンスストアが近い」「公園が隣接している」というと、好条件の物件のようですが、実は不審者がターゲットを絞るための「死角」になっている場合があります。
不特定多数が自由に出入りできる場所は、怪しまれず長時間いることができます。コンビニエンスストアや、公園から物件の玄関から出入りする姿が見えないかどうかチェックしましょう。

(4)周辺から聞こえる「音」

線路沿いや幹線道路沿い、繁華街など、大きな音がする環境は、女性のひとり暮らしに適しているとはいません。
大きな音がガラス破りなどの犯罪行為の音をかき消してくれるため、狙われやすいとも言われています。騒音が気になるかどうかだけではなく、犯罪リスクも考慮して、周辺からの音の聞こえ方を確認してください。

物件の防犯・安全性を確かめる4つのチェックポイント

住みたい物件が決まったら、セキュリティ面をチェックすることも欠かせません。
女性が安心してひとり暮らしをするために、以下の4つのセキュリティポイントを押さえた物件を選びましょう。

□ エントランスやごみ置き場、通路などの共用部が清潔で管理が行き届いている
□ ベランダや窓など建物周辺に侵入のための足場になるものがない
□ ベランダや窓が通りからの死角になっていない
□ 駐輪場や駐車場など敷地内に照明があり、夜間も明るい

どれほどお部屋が素敵でも、立地が良くても、防犯面に不安がある物件は選ばないほうが賢明です。

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さらに安心を求めるなら、物件のセキュリティ設備にも目を向けてください。
該当する数が多いほど、防犯性が高い物件だと言えます。

□ エントランスに防犯カメラがある
□ オートロックがあり、非常階段には鍵が付いている
□ ロック機能付きの郵便受けが設置されている
□ 宅配ボックスがある
□ 室内にモニター付きのインターホンがある
□ 玄関ドアに防犯性能の高い鍵を使用している
□ 玄関ドアと窓は1ドア2ロックになっている
□ セキュリティシステムに加入している

セキュリティ設備が充実しているほど安心ですが、全て備えた物件に出会うのは難しいかもしれません。
少しでも安心できる物件を見つけたい!という方は、より多くの条件を満たしている物件を探してみるといいかもしれませんね。
防犯女子の新生活にふさわしい住まいに巡り合えるといいですね。

「あんしんコラム」では、皆様が「安全・安心」に暮らすための一助になれるよう、今年もさまざまな防犯・安全に関する情報を発信していきます。本年も何卒よろしくお願いいたします。

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