防災・防火 2018年05月09日

第256回 キッチンでの「ついうっかり」...から思わぬ火災に!気をつけたいこととは?

こんにちは。今日は、「アイスクリームの日」です。日本アイスクリーム協会が、アイスクリームのシーズンインとなる連休明けのこの日に、たくさんの人に食べてもらえるようにと記念事業を行ったことがはじまりだそう。甘くておいしいアイスクリームは、記念日ではなくてもつい手がのびてしまいます。気温がぐっと上がり、冷たいものが欲しくなる時季になりましたが、食べ過ぎには要注意。バランスの良い食事を心がけてしっかりと体調管理していきましょう。

2018.5.9更新

新生活がスタートし、初めての一人暮らしで料理を始めた方もいらっしゃるかと思います。せっかくの新生活、安全に楽しく料理するために、気をつけたいことを一緒に確認していきましょう。

「ついうっかり」や「これぐらいなら大丈夫」が火災の原因に?

今回は、やってしまいがちなことと、その対策を3つ紹介します。

ケース1:少量の油での揚げ物

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深めのフライパンや鍋を使って、少量の油で揚げ物をすることもあるのではないでしょうか。天ぷらなどに比べて油の量が少ないから大丈夫...と油断は禁物。食用油は340℃~380℃ほどで自然発火しますが、少量の油の場合、短時間で温度が上昇し、より発火しやすくなります。温度が上がりすぎないよう、火加減を調整して注意しましょう。

ケース2:トースター

パンくずトレイが溜まった状態で、揚げ物の温めやホイル焼きなどをしたときに、油が垂れてパンくずから発火する危険があります。
パンくずトレイは、溜めすぎないようにこまめに捨て、トースター庫内とあわせてきれいに掃除しましょう。衛生面だけでなく、火災対策としても大切です。

ケース3:鍋敷き

布製の鍋敷きに温度の冷めにくい鍋を熱いまま置いておくと、焦げてしまう危険があります。また、コルク素材の鍋敷きは鍋底にくっつきやすく、鍋底よりサイズが小さい場合、そのまま気づかずにコンロに乗せてしまい、引火してしまったというケースも。布製・コルク素材の鍋敷きは、紅茶などのポットを置くために使用するのがおススメ。鍋を置くために使用する場合は十分注意するようにしましょう。

また、中にはIHコンロを利用している方もいらっしゃると思いますが、ガスコンロのように火が見えないため、油断してしまいがちではないでしょうか。それは盲点です。何らかの原因で温度センサーや安全センサーが正確に作動せず、温度が上昇し、鍋から出火する場合があります。
正しくセンサーが反応するようにIH対応のフライパンや鍋を使うのはもちろん、鍋底がしっかりIHに接しているか確認するようにしましょう。また、調理中はコンロのそばを離れないようにしましょう。

新しい生活に少し慣れつつも、忙しい毎日が続き、"ついうっかり"が起こりやすくなるこの時期。「防災女子」として、火の元にしっかり注意を払い、安全で楽しい新生活を送りましょう。

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