防犯 2010年04月22日

第19回 【インタビュー】“あんしん“のヒミツ(1)
「ココセコム」が“安心“な理由

こんにちは。
「セコム働く女性の安全委員会」も新年度を迎えました。何か新しい取り組みができないか思案していた、ある日の委員会ミーティング中・・・「私たちが知りたいことを取材してみない?」と、メンバーの中から提案が。そこで、私たちが気になるテーマをピックアップし、その分野の専門家にインタビューすることを企画!
第1回目となる今回は、セコムの「ココセコムオペレーションセンター」を訪ねて、屋外用携帯緊急通報システム「ココセコム」の裏舞台について話を聞いてきました。

2010.4.22更新

外出時の防犯対策として、防犯ブザーを携帯されている方も増えてきていると思います。恐怖で大声が出せない時でも周囲に助けを呼ぶことができる、心強い防犯グッズです。でも、ブザーを鳴らしても、周りに誰もいないと役に立たない...そんな不安があるかもしれません。そんなときに心強いのが屋外用携帯緊急通報システム「ココセコム」です。

今回は、「ココセコム」のサービスを支える、ココセコムオペレーションセンターの筒井潤センター長にインタビューを実施。「ココセコム」が私たちの生活の中でどのように役立つのか、そのヒントを教えてくれました。

話を聞いた方
写真:セコム株式会社 ココセコムオペレーションセンター センター長 筒井 潤(つつい じゅん)

セコム株式会社
ココセコムオペレーションセンター センター長
筒井 潤(つつい じゅん)

1988年セコム(株)入社。その後緊急対処員や営業員、そして管制員の経験を積む。
2008年よりセンター長として、ココセコムオペレーションセンターを取りまとめる。

「ココセコム」ってどんなもの?

Q
まず、「ココセコム」の基本的なシステムについて教えてください。
A
「ココセコム」は、GPSと携帯電話の基地局の電波を使った屋外用携帯緊急通報システムです。「ココセコム」を携帯している人や車両の位置情報を24時間検索できます。また、非常時には「ココセコム」の携帯端末からセコムへ通報することができ、必要に応じてセコムの緊急対処員がお客様のもとに駆けつけることもできます。
写真:コンパクトな「ココセコム」の携帯端末

コンパクトな「ココセコム」の携帯端末

Q
一歩先行く防犯グッズなんですね。
A
その通りです。非常時にセコムがお客様のもとへ駆けつけることができるのが、「ココセコム」の大きな特長なんです。

ココセコムオペレーションセンターの役割

Q
ココセコムオペレーションセンターでは、何をしているのですか?
A
「ココセコム」を携帯している人や車について、ご契約者からの電話でのお問い合わせに対応し、位置情報の提供を行っています。
また、「ココセコム」本体の通報ボタンが押された時には、ココセコムオペレーションセンターが通報信号を受信します。ただちにご契約者やご家族などご登録いただいている緊急連絡先へお電話し、ご要請があればセコムのコントロールセンターを通じて緊急対処員に急行を指示します。
写真:委員会メンバーの質問に丁寧に答えてくれた筒井センター長

委員会メンバーの質問に丁寧に答えてくれた筒井センター長

Q
セコムの緊急対処員はどこでも駆けつけてくれるのですか?
A
緊急対処員が待機するセコムの緊急発進拠点は、全国に約2,750カ所ありますので、駆けつけることができます。しかし、山岳地帯など、緊急対処員が駆けつけられない場所もあります。その場合は警察や消防に依頼するケースもあります。一つ一つが同じ状況ではないため、その時々で判断をし、対応をしています。
Q
「ココセコム」を持っている人や車は動くので、緊急対処員の誘導は難しそうですね。
A
そうですね。そこが一番難しいですね。
ここでは、緊急時等必要に応じて、お客様の「ココセコム」の移動軌跡を見ることができます。そのため、バスや電車などで移動しているような場合は、経験豊富なココセコムオペレーションセンターのオペレーターがその軌跡を確認しながら予測を立て、うまく緊急対処員を先回りさせるなど、迅速な対応ができるように心がけています。

「ココセコム」は 女性の頼れる味方です

Q
若い女性が利用するケースはありますか?
A
はい。特に最近、女性のご利用者が増えている傾向にあります。
"不審者がいる"、"つきまとわれている"などで不安を感じて通報ボタンを押される方がいらっしゃいます。
たとえば、少し前に、男性が自分の後をつけていると感じられ、不安になり通報ボタンを押された女性がいらっしゃいました。こちらで状況をお聞きし、お客様のご希望で、お客様と緊急対処員が待ち合わせをして、無事帰宅されるまでサポートしました。
Q
それは安心ですね。でも、女性から事情を話しづらいケースもあると思うのですが・・・。
A
そうですね。当センターには女性のオペレーターもいて、対応可能な場合もあります。話をされるようすから女性のオペレーターの対応が必要と判断し、女性のオペレーターが対応する場合もあります。
Q
通報ボタンを押していいのか迷ってしまうのですが・・・。
A
「恐いな」と思ったら、いつでも押してください。せっかくの通報ボタンなのに、いざというときに押さないと意味がありません。
写真:24時間365日対応するココセコムオペレーションセンター

24時間365日対応するココセコムオペレーションセンター

確認をさせていただいて、何もなかったならそれが一番なんですから。
Q
ほかに、女性の場合、どんなときに「ココセコム」が役立ちますか?
A
帰宅時や人気のない道を歩く場合に、「みつめてコール」という機能がお役に立つと思います。
みつめてコール」にセットしていただくと、一定の間隔でセコムがお客様に「ココセコム」本体へ信号を送り、「ココセコム」を振動させます。振動のたびにスイッチを押して、無事であることを知らせてください。そして安全な場所に到着したら、セットを解除するんです。
万一、事件に巻き込まれるなどして一定時間内に応答操作ができなくなった場合は、「ココセコム」がセコムへ自動通報します。そして、すぐに緊急対処員の急行を要請するとともに、オペレーターが連絡先へお電話します。
Q
なるほど、心強い機能ですね。
A
「みつめてコール」をセットしておけば、万が一通報ボタンが押せないときでも、必ずセコムに通報されるので安心です。
ぜひ、女性の方には利用していただきたい機能ですね。
Q
最後に、筒井センター長から頑張っている女性たちにメッセージをお願いします!
A
「ココセコム」のシステムとココセコムオペレーションセンター、この二つの存在で最高のシステムが構築されています。
セコムは皆さんの味方です。ココセコムオペレーションセンターは、皆さんを家族同然に見守ります!

今回お話を伺った筒井センター長は、笑顔が素敵でとっても気さくな方でした。「皆さんを、家族同然に見守ります!」という心強い言葉に感激!インタビュー後、私もさっそく「みつめてコール」をセットして帰宅しました。

今回紹介された商品は・・・

屋外用携帯緊急通報システム「ココセコム」
GPS衛星と携帯電話の基地局の電波を使い、人やカバンなどの位置検索ができるほか、非常時には、通報ボタンを押すだけでセコムのココセコムオペレーションセンターに通報され、必要に応じてセコムの緊急対処員が現場に急行するサービス。

屋外用携帯緊急通報システム「ココセコム」

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