ネットセキュリティ 2015年07月22日

第185回 ネットバンキングの不正送金被害に気をつけて

こんにちは。連休明けで、すでに週の真ん中の水曜日というのは、ちょっとうれしい気がします。通勤時間帯だけでも、比較的涼しいとありがたいのですが、熱帯夜に真夏日続きで、長い夏を乗り切るための対策を模索する日々です。屋内でも熱中症になる可能性があるので、こまめな水分補給に心がけています。外出する時間が多い人は、のどが渇く前に水分補給を心がけて、体調を崩さないようにしてくださいね。

2015.7.22更新

スキマ時間などに、スマートホンやパソコンで気軽に利用できるネットバンキングは大変便利ですよね。しかし、預金が不正送金される被害が増えているのも事実。年々、増加傾向にあり、昨年の被害額は、過去最高の29億1千万円にのぼりました。便利・快適な生活の裏に、誰でも被害に遭う可能性があるということを理解し、しっかり対策しましょう。

不正送金の主な手口とは

インターネットバンキングはとても便利ですが、その分リスクもあります。チカンやひったくりなどとは違い、目に見えづらいので、気づくまでに時間がかかることもあります。また、気づいたときにはもう遅かった・・・ということも十分に考えられます。まずは、不正送金の主な手口を知ることから始めましょう。

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・ウイルス感染による手口
 パソコンをウイルスに感染させることにより、ネットバンキング利用時に、金融機関を装った画面を表示させ、IDやパスワードなどの情報を読み取ります。そこで得た情報をもとに、口座から預金を引き出されてしまいます。

・「フィッシング詐欺」による手口
 金融機関などの企業を装ったメールやホームページを用いて、不正に個人情報を取得しようとする手口です。金融機関では、電子メールで口座番号や暗証番号などを尋ねることはないので、注意しましょう。

今すぐ行うべきセキュリティ対策

 被害に遭わないよう「防犯女子」として、対策を行いましょう。

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・ウイルス対策ソフトを導入し、OSなども常に最新の状態に
 どのパソコンやスマホでも、ウイルスに感染する可能性があります。「私は大丈夫」という過信は禁物。必ずウイルス対策ソフトを導入しましょう。また、ウイルス対策ソフトは定期的に更新し、常に最新の状態にしておくことが重要です。後回しにしがちな、OSやソフトウエアのアップデートも忘れずに行い、すべて最新の状態にしておきましょう。

・ホームページやメールを確認、個人情報の入力は慎重に行う
 インターネットバンキング利用時には、ホームページの画面や電子メールに不審な点がないか、必ず確認しましょう。不自然な点があった場合、手続きをやめて金融機関に連絡してください。金融機関のサイトでは最新の被害例や対策が掲載されている場合もありますので、こまめにチェックすることをおススメします。また、個人情報の入力画面は、「https://」から始まっているかも確認してくださいね。少しでも不安や不審に感じたときは、公式サイトであることの確認が取れるまで入力しないことが大切です。

セコムでは、独自の専用ネットワークから金融機関の公式サイトへとつなぎ、「安全・安心」にネットバンキングがご利用いただける「セコム・プレミアムネット®(個人)」といったサービスもあります。こちらもぜひチェックしてみてくださいね。忙しい毎日に大変便利なネットバンキング。しっかり対策をして、自分の大切な財産を守れる「防犯女子」をめざしましょう。

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