防犯 2008年10月16日

第4回 気になる、みんなの防犯意識は?

こんにちは。
食欲の秋、スポーツの秋、芸術の秋、読書の秋、行楽の秋...皆さんはどんな秋をお過ごしですか?
私の目下の課題は衣替え。衣替えで片付けをするついでに、部屋のレイアウトも変えて...なんて考えているとあっという間に時間が過ぎていきます。
でも、こういう時こそ自分の部屋の防犯対策を見直すチャンスです!
まずは部屋をすっきり片付けて、そして窓や扉など気になるところから泥棒に入られないように対策をしていきたいものです。

2008.10.16更新

「あんしんライフnavi」を7月にオープンして約3カ月が経ちました。
このサイトでは、防犯に関するアンケートへのご協力をお願いしていますが、これまでに、100名以上の方々にご回答いただいています。
私たち「セコム働く女性の安全委員会」メンバーは、皆さんから寄せられたたくさんのご回答に目を通し、皆さんの感じる「不安」を読み取り、「安心して過ごす」ためのお手伝いを続けていきたいと、心を新たにしています。
そこで今回は、アンケート結果を集計し、皆さんが防犯についてどのように感じているのか、そしてどのような防犯対策をされているか、見てみることにします。

女性の3人に1人は「スリ」・「ひったくり」・「痴漢」の被害に遭遇

日常生活で怖いと感じた経験はありますか?

アンケートに回答してくださった98名の女性の回答をみてみると、そのうち61名の方が「日常生活で怖いと感じた経験がある」と回答されました。実際に泥棒や痴漢などの被害にあったことがある人から、「なんとなく不安」と思っている人まで、その程度には幅があるとはいえ、怖いと感じたことのない人の方が少数なのです。

日常生活で怖いと感じた経験がある人に、どのようなことがあったのか聞いてみると、34人の方が挙げたのが「スリ」・「ひったくり」・「痴漢」でした。女性の回答者のうち、3人に1人が被害にあったということになります。普段、通勤や買い物など、外出の機会が多い女性にとってはこれらの危険は見過ごすことはできません。

日常生活で怖いと感じた経験がある女性にどんな経験か聞きました

2番目に多かったのが、「誰かにつけられていると感じたことがある」という回答。家の近くで待ち伏せされた方、ストーカーの被害に遭った方、無言電話や非通知の電話がかかってきて恐怖を覚えたという方がいました。「自分が狙われているのでは...」と不安に感じても周りの人に相談できない女性は多いのではないでしょうか。

そのほかには、「近所で事件があり、恐怖を覚えた」という回答がありました。身近なところで事件が発生したと聞くと、恐怖感を覚えるものです。このように、「自分ではないけれど、知り合いが怖い目に遭ったことがある」という方も、多いのではないでしょうか。
身近に事件が起きたら「私は大丈夫」と聞き流すのではなく、自分だったらどのような対策ができるだろう?と冷静に考えてみるように心がけたいですね。

まずは簡単にできる防犯対策を始めてみましょう

では、怖いと感じた経験がある人は、どのような防犯対策を行っているのでしょうか。

日常生活で怖いと感じた経験がある61人に聞きました「どのような防犯対策をしていますか?」

なんと、一番多かったのは「特に何もしていない」で36%の人が怖い思いをしたにも関わらず何も対策をとっていないとのことです。
一方で、防犯対策として一番多かったのが「GPS端末を持っている」という回答でした。最近はGPS機能を内蔵した携帯電話が多く市販されていますので、そういったものやセコムの「ココセコム」をお持ちなのでしょうか。

小型で持ち歩きやすい、「ココセコム」の端末

携帯電話にはGPS機能や防犯ブザー機能など、防犯対策として役立つ機能や、安否確認ができる伝言板など災害時に利用できるサービスを備えているものが多くなりました。せっかくこのような機能が付いているのに、知らない・使えないではもったいないですよね。自分の持っている携帯電話ではどんなことができるのか確認し、いざという時役立てるようにしておきましょう。また、セコムでも外出時の緊急事態にボタン一つでセコムに通報でき、GPS衛星と携帯電話の基地局の電波が特定した位置情報をお知らせし、要請により現場急行を行う「ココセコム」というサービスを提供していますので、ぜひご活用ください。

さらに、皆さんが行っている防犯対策として、「暗い道は歩かないようにする」との回答もありました。このようなちょっとした心がけからできる防犯対策もあります。サイトに寄せられたご意見のなかに、「日頃の心がけ次第で、一生残ってしまう心の傷を負わなくて済むのなら、自分だけでなく周りの人も皆、防犯に心をとめて欲しい」と書いてくださった方がいましたが、私たちも同じ思いです。

残念ながら、「こうすれば絶対安全!」といえる防犯対策はありませんが、危険に遭遇しないためにはできるだけ危険な状況を作らない、危ないと感じる場所に行かないことが大切なのです。例えば帰宅時には

  • 暗い道や人気のないところを歩かない
  • まわりの状況をよく確認する
  • 歩きながら携帯電話でメールをしたり、音楽を聴いたりしない

など、誰でもできる対策から始めてください。

最後に、たくさんのアンケートの中に、「家族のことが心配」とコメントしてくださった男性がいらっしゃいました。「あんしんライフnavi」が、これからも、女性だけでなく、「家族の安全のために見てみる」「大切な人のために防犯対策を考えてみる」などといった、多くの方のお役立ちサイトとなるよう、これからもたくさんの情報を提供させていただきたいと思います。

アンケートは随時受け付けています。皆さんのご意見・ご感想をお聞かせいただくのを、メンバー一同楽しみにしています。

「働く女性の安全委員会」がオススメする、セコムの情報コンテンツ
セコムでは「あんしんライフnavi」以外にも、多彩なラインナップで情報提供していますので、ぜひご覧ください。

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