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第31回
2017/01/13

海外に誇れる日本の街

上野・浅草 日本最古の地下鉄路線で昭和レトロの街を探訪(後編)

東京の地下の大動脈・東京メトロ。浅草から渋谷間を走る銀座線は日本初、いや、アジア初の地下鉄だ。前身となる東京地下鉄道により、浅草から上野間が開業したのは1927(昭和2)年12月30日。今回の旅は、銀座線で最も歴史のあるこの区間に乗車して、散歩気分で昭和レトロの東京を探訪してみたいと思う。

上野は動と静が同居する不思議な魅力の街

 まずは、上野駅で下車。東京の北のターミナルJR上野駅への乗り換え駅。成田空港に向かう特急「スカイライナー」などが発着する京成上野駅にも連絡している。
 上野はとても変化に富んだ面白い街だ。駅の南側、上野広小路あたりには、老舗のデパートや寄席「鈴本演芸場」、佃煮やどら焼きなどの名店。そうかと思えば、アメ横のようにさまざまな商店がひしめき合った賑やかな通りもある。上野公園に行けば、そこは美術館や音楽ホール、動物園などが緑の中に点在する都内有数の文化ゾーン。
 外国からのお客さんを案内して、東京らしさをコンパクトに味わってもらうのにこれほど便利な場所はない。
アメ横
アメ横
 駅を出て、ガード下の信号を渡ったところが、アメ横だ。年末のテレビでは「年の瀬の風物詩」として必ずといっていいほど取り上げられるアメ横は、JR御徒町駅から上野駅まで、山手線の西と高架下、およそ400メートルの長細いエリアに、鮮魚、乾物、青果、お菓子、衣料、アクセサリー、飲食など、実に400以上の店が密集する。
 賑やかなかけ声がかかり、値引き交渉する様子があちこちに。私も参加。2500円の国産松茸を1000円にまけてもらった。
 歩いていて気づいたことがある。商店街の看板には「アメヤ横町」と「アメ横」が混在しているのだ。戦後、このあたりに飴を売る店が多かったから「アメヤ横町」。進駐軍の放出品を扱う店が多かったから「アメリカ横町」。両方を合わせて「アメ横」なのだ、とお店の人に教えてもらった。
 喧騒のアメ横を離れて、上野公園に向かう。寛永寺、谷中の街並みとともには「美しい日本の歴史的風土100選」にも選ばれている場所だ。散歩やジョギングの人とすれ違ったり、大道芸のパフォーマンスと出会ったり、外国の公園を思わせる風景だ。
上野大仏
上野大仏
 途中、「上野大仏」という案内板を見つけた。上野に大仏があるとは知らなかったので、行ってみると、顔部分のレリーフだけがあった。元は1631(寛永8)年につくられた高さ6メートルの阿弥陀坐像だったが、何度も地震や火事の被害に遭い、関東大震災で頭部が落下、太平洋戦争中に顔以外の部分は金属供出されて、今は顔の部分だけが安置されているのだ。「これ以上落ちない」と受験生に人気なのだとか。
 世界文化遺産に登録されたル・コルビジエ設計の国立西洋美術館をはじめ、上野公園は見どころが多すぎる。目的なしに来るといつもどこに行くか迷ってしまう。この日は動物園に入ることにした。お目当てはもちろんジャイアントパンダだが、新しく完成したホッキョクグマとアザラシの海も見逃せない。これでは取材にならないな。


【SPOT】
台東区立下町風俗資料館
画像
不忍池のほとりにあり、1階には大正時代の商家、長屋を再現した展示。ちゃぶ台や長火鉢の前に座って当時の人々の暮らしをしのぶことができる。また、週末には紙芝居などの実演も行われる。2階には下町ゆかりの資料を展示。展示されている銭湯の番台は実際に座れる。
取材先
  • 【台東区立下町風俗資料館】台東区上野公園2-1 TEL:03-3823-7415
※このコラムは『セコムライフ』2011年秋号に掲載した記事をベースにWEB用に再構成したものです。

第31回 上野・浅草 日本最古の地下鉄路線で昭和レトロの街を探訪(前編)

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