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第31回
早期発見が大切「白内障・緑内障」

 今回のテーマは「白内障・緑内障」です。なによりも早期発見が大切なこの病気について、千葉県千葉市の医療法人社団誠馨会千葉メディカルセンター眼科診療部長の宮崎 泉先生にお話を伺いました。

Q.白内障とは、どのような病気ですか?

 眼の構造は、よくカメラに例えられます。カメラのレンズにあたる水晶体という部分が白く濁ってくる病気が白内障です。
 人は生まれたときから眼に光を受けていて、加齢とともに透明度を保つのが難しくなります。ですから、高齢になれば、誰でも多少の白内障があるといえます。実際に、白内障患者の7割以上が、老人性の白内障といわれています。
 初期には、これといった症状は見られませんが、進行するにつれて、目がかすむ、ぼやけて見えにくい、ものがだぶって見える、光がまぶしく感じるなどの症状が現れます。
 糖尿病や心臓病などがある方は、症状が進行しやすく、また、遺伝性の白内障やアトピーにより、若くして発病する方もいます。


Q.治療法は?

 ごく初期には、点眼薬で病気の進行を遅らせる場合がありますが、水晶体の濁りをとることはできません。症状が進み、日常生活に支障が出る場合には、水晶体を人工のレンズに換える手術を行います。
 白内障以外の病気がなければ、視力は回復しますが、多くの場合、裸眼で見えるようになるわけではなく、遠くを見る眼鏡と近くを見る老眼鏡が必要になります。


Q.予防するには?

 日常でできるのは、眼を光りから守るため、屋外では帽子をかぶる、サングラスをかけるといったことが基本です。また、遮光眼鏡という、まぶしさの要因となる光をカットし、それ以外の光を可能な限り通す特殊フィルターレンズを用いた眼鏡もあります。かけることで、コントラストが強調され、ものがくっきり見えやすくなります。
 しかし、なにより大切なのは、眼鏡をかけても見えにくいとか、ぼやけてきた、まぶしいなど、少しでも白内障を疑う症状が出たら、できるだけ早く専門医の診察を受けることです。


Q.次に、緑内障について教えてください

 緑内障は、眼圧(眼の硬さ)が高いために、網膜の光センサーから出ている神経が徐々に失われていく病気です。
 神経が失われるに従い、相当する視野が徐々に欠けていき、ついには見えなくなってしまいます。白内障のように、手術でレンズを取り替えれば治るという病気ではないので、残念ながら、緑内障が完治することはありません。
 かなり重症で視野障害があっても、視力は保たれるため、見えなくなる直前まで自覚症状が出ないという非常に怖い病気です。
 検診で異常を指摘されても受診しない、眼科を受診する機会がなく、症状が出てやっと受診する方が多いなどといった理由から、今も失明原因の第1位となっています。
 以上のような慢性的な緑内障ではなく、急性の緑内障もあります。これは、急に眼圧が上がり、激しい眼の痛みや、ひどいときには頭痛や嘔吐のような症状が出て、1週間もすると視力が失われてしまう病気です。その症状から、眼の病気と思わずに治療が遅れてしまうこともあります。頭痛や嘔吐といった症状に加え、眼が充血しているようなら、早急に眼科を受診してください。


Q.緑内障の治療法は?

 進行をできるだけ遅らせて、患者さんの寿命よりも見える時間を長くする。これが、治療の基本になります。
 実際の治療としては、まず、点眼薬でできるだけ眼圧を下げます。それでも効果がみられなかった場合は、手術をして眼圧を下げ、進行を遅らせる努力をします。


Q.緑内障には、どのような対策がありますか?

 緑内障は、症状が出たときには、すでに手遅れというケースがほとんどです。早期発見のためには、検診で眼底検査を受けましょう。早期に発見できれば、自覚症状が出る前に治療を始めることができます。しっかり治療を継続していけば、健常者と同様の生活が送れることも多いのです。
 そのために検診があるということを理解していただき、異常を指摘された時点で症状がなくても、速やかに専門の医療機関を受診してください。
 そして、これも覚えておいていただきたいことですが、身内に緑内障になった方がいる場合は、遺伝的に、ご本人のリスクも高くなります。心当たりのある方は、40歳を過ぎたら、一度、眼科検診を受けることをおすすめします。

これ以外にも・・・ 実は、気になってる症状ありませんか?

宮崎 泉(みやざき いずみ)
医療法人社団誠馨会 千葉メディカルセンター眼科診療部長
【略歴】
さんむ医療センター(旧 国保成東病院)、国立国際医療研究センター国府台病院、国立病院機構千葉医療センター(旧 国立千葉病院)などを経て、1994年10月より千葉メディカルセンター(旧 JFE健康保険組合川鉄千葉病院)に勤務。

第31回 早期発見が大切「白内障・緑内障」

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