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第27回
健全な毎日にとって大切な口と歯の健康管理

今回のテーマは、健全な毎日にとって大切な役割を担う口の中、特に歯の健康管理です。千葉市中央区にある千葉メディカルセンター・歯科・口腔外科診療部長の花澤康雄先生にお話しを伺いました。

Q.日常生活において、口の中の健康が大切なわけは?

 安全で栄養的にもバランスのとれた食事を、よくかんで飲み込み、胃や腸で消化・吸収する、その最初の入り口が口腔です。つまり、口の中の健康なくして健やかな毎日は望めないといってもよいでしょう。

 また食事とは、栄養の摂取だけでなく、美味しさや会話を楽しんだりする場でもあります。この意味から、口の中、とくに歯の健康は、豊かな暮らしをおくるためにも、たいへん重要なことだと言えます。


Q.歯の病気には、どのようなものがありますか?

 歯の代表的な病気は、「虫歯」と「歯周病」です。虫歯は、口のなかの細菌、糖分の摂取、歯や唾液の性質などが複雑に絡み合って発生します。一方、歯周病は、歯と歯ぐきの境目に歯垢(しこう)・歯石がたまり、そのなかの歯周病菌が歯ぐきに炎症を引き起こす病気。そこにさまざまな要因が加わることで歯ぐきの出血や腫れが続き、ついには歯が抜けてしまいます。

 虫歯と歯周病は、歯を失う2大要因で、とくに歯周病は、糖尿病や心臓病と同じく生活習慣病に位置づけられています。


Q.歯の健康のために、ふだんからできることは?

 やはり、基本は毎食後の歯磨きということになりますが、口内の細菌がもっとも繁殖しやすいのが睡眠中なので、とくに就寝前は時間をかけてていねいに磨きましょう。

 少し話がそれますが、江戸時代の本草学者・貝原益軒(かいばらえきけん)は、口内の健康維持にも熱心で、著書『養生訓』で、朝起きたら水で30回ほど口をすすぐと記述があります。かなりの回数ですが、これは、口内を健康に保つため顔の筋肉を運動させる意味合いもあると推察できます。この記述を参考に、私自身は朝に、まず5回、水でうがいをすることから始め、朝食後、歯磨きをするという流れです。そのほかにも、ポイントをいくつか上げておきましょう。

●歯間部の清掃器具の併用
 歯ブラシだけでは、歯と歯の間の歯垢を完全に落とすことはできません。この部分から歯肉の炎症が起きるケースが多いため、デンタルフロスや歯間ブラシ、洗口液などを併用するとよいでしょう。

●定期的な検診
 歯周病の発生や進行を防ぐには、前述のセルフケアに加え、プロによるケア、つまり年2~3回の定期健診や歯のクリーニング、歯石の除去などを行うことが、とても大切です。

●口の中に合った歯磨き剤
 知覚過敏や歯周病用、フッ素配合など、薬局ではさまざまな歯磨き剤が購入できます。それぞれに特徴があるため、自分の口の中の状態に合わせ、2種類ほど併用してみて効果を確認しましょう。また、かかりつけの歯科医や歯科衛生士に相談してみると、よいアドバイスをくれると思います。

●基本の歯磨きのポイント
1)毛先を歯の面にあてる
歯ブラシの毛先を歯と歯ぐきの境目、歯と歯の間にきちんとあてる。


2)軽いちからで動かす
歯ブラシの毛先が広がらない程度の軽いちから(150~200g)で動かす。



3)小刻みに動かす
5~10ミリの幅を目安に小刻みに動かし、1~2本ずつ磨く。




●歯ブラシ選びのポイント
1)ヘッドの長さは口に合ったものを
ヘッドの長さは、上の前歯2本分が目安。口のなかで動かしやすいものを。

2)毛のかたさは歯ぐきの状態に合わせて
歯ぐきが健康なら「ふつう」や「かため」。出血するようなら「やわらかめ」を。

3)ハンドルは握りやすいものを
ハンドルは、握ったときにフィットして、動かしやすいものを。

●禁煙を心がける
 近年の研究から、喫煙が歯周病、および歯の喪失の要因として重要な位置を占めていることがわかってきました。

 喫煙者の歯周病の特徴は、ひと言でいうなら炎症の症状が少なく、自覚しにくいということ。腫れや出血も少ないため、一見、軽症と勘違いされそうですが、その間に歯周病はどんどん進行し、歯と歯ぐきを支える骨の部分の破壊が進んでしまいます。現在、喫煙されている方は、ぜひ禁煙を心がけましょう。

 厳密に言えば、口の中の健康管理は、世代によって、また人によっても方法が異なります。少しでも気になることがあれば、かかりつけの歯科医に色々と相談してみることをおすすめします。口の中の健康管理は、「オーダーメイド」と考えてください。

これ以外にも・・・ 実は、気になってる症状ありませんか?

花澤 康雄(はなざわ・やすお)
千葉メディカルセンター 歯科・口腔外科診療部長
【略歴】
千葉大学医学部附属病院を経て、1994年、川崎製鉄千葉病院(現:千葉メディカルセンター)に勤務。専門は口腔外科、歯科インプラント、障害者歯科。日本口腔外科学会専門医・指導医。日本障害者歯科認定医、医学博士。

第27回 健全な毎日にとって大切な口と歯の健康管理

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